日経BPは、マーケティング&イノベーション専門メディア「日経クロストレンド」が作成した「未来の市場をつくる100社【2025年版】」を発表した。

日経クロストレンド、「未来の市場をつくる100社【2025年版】」を発表

同メディアの「未来の市場をつくる100社」特集は、2019年より毎年12月に掲載している恒例企画。

複数のベンチャーキャピタルをはじめとした各界識者への取材や『日経トレンディ』(2024年11月号)の特集「スタートアップ大賞2024」の登場企業を含めて、約300社をリストアップ。

その中から、「新しい市場(新規性)」「売れる(成長期待)」「生活の変化(社会インパクト)」という3つの視点で同メディア編集部が評価し、新時代を切り開き、2025年に飛躍が期待できる100社として選出したという。

今回取り上げる100社は、「コマース(8社)」「マーケティングDX(12社)」「エンタメ・アート(18社)」「SDGs・ESG(11社)」「コミュニケーション(10社)」「健康・ウェルビーイング(6社)」「フードテック(8社)」「シニア(6社)」「生活・金融(14社)」「旅行・インバウンド(7社)」という10分野の有望企業とのことだ。

取り上げる10分野

■「未来の市場をつくる100社」一部抜粋

コマース
リアル回帰やインバウンドの増大などにより、マーケティングにも変革が迫られている。特に注目したいのが、想定以上のスピードで進む人手不足に対応するためのサービス。単なる省人化にとどまらず、顧客対応の品質向上やマーケティング活用による売り上げ貢献を目指す動きが広がっているという。

今回は、コマースに革新をもたらす8社を選出。

・ACROVE(アクローブ)
・Free Standard(フリースタンダード)
・タイムリープ
・Livetoon(ライブトゥーン)
・デリズマート
・リスポ
・FUNEE(ファニー)
・REGALI(レガリ)

エンタメ・アート
世界的なVCである米アンドリーセン・ホロウィッツが9月に、「Anime Is Eating The World」、つまり“アニメが世界を食らう”と題したリポートを公開。

アニメという映像コンテンツそのものだけでなく、VTuberやアニメゲーム、キャラクター・IPなどを含めた多様なビジネス、カルチャーの広がりにまで踏み込んでいるという。

さらにアニメという枠を飛び越え、IPと連携して推し活の熱量をさらに高める没入体験を生み出したり、ドローンを活用して“遠隔旅行”を楽しめたりと、市場が広がっているとしている。日本の強力コンテンツを飛躍させる18社を挙げた。

・AnotherBall(アナザーボール)
・灯白社
・WALL SHARE(ウォールシェア)
・halfwaytheir(ハーフウェイゼア)
・81RAVENS(81レイブンズ)
・BABEL LABEL(バベルレーベル)
・オレンジ
・HA-LU(ハル)
・GATARI(ガタリ)
・Final Aim(ファイナルエイム)
・Gatebox(ゲートボックス)
・Mantra(マントラ)
・コミックスマート
・luco(ルコ)
・The Chain Museum
・(ザ・チェーン・ミュージアム)
・レッドクリフ
・Digital Entertainment Asset(デジタル・エンターテインメント・アセット)
・Red Dot Drone Japan(レッド・ドット・ドローン・ジャパン)

シニア
2025年には、最大のボリューム層である「団塊世代」が全員75歳以上の後期高齢者になることから、シニアが自分らしい生活をおくることをサポートするサービスに注目。シニアと企業をマッチングするサービスや介護現場の負担を軽減するサポートシステムなど、日本の高齢化社会を支える6社を選出。

・エイジレス
・善光総合研究所
・おてつたび
・トリニティ・テクノロジー
・カイテク
・ぴんぴんきらり

<参考>
日経クロストレンド『徹底予測「未来の市場をつくる100社」 25年に飛躍する企業を大公開