宅配クリーニングサービス「リネット」を提供するホワイトプラスは、11月22日と23日の2日間、中目黒でファッションロスをテーマにしたフリーマーケット「FUKU BATON」を開催した。同イベントは、持続可能な消費を啓発する「グリーンフライデー」に合わせ、服のリユースを促進する取り組みとして実施された。
グリーンフライデーとは、大規模セールが行われる「ブラックフライデー」(アメリカの感謝祭翌日)の過剰消費に対抗し、持続可能な消費を啓蒙する活動を指す。欧州では不要な衣服の交換会や修理のワークショップなどが行われ、環境問題への意識を高める動きが広がっている。
FUKU BATONは、不要な衣服を次の人へ引き渡すことでファッションロスの削減を目指すイベントで、2年ぶりの開催となった。当日は、総フォロワー数46万人を超えるインフルエンサー8名が参加し、それぞれの私服を現地で販売。
また、来場者には衣類ケアを紹介する「CARE BOOK」、衣類を長持ちさせる「リネット防虫WOOD」、クリーニングサービスの割引チケットが特典として配布された。
環境省の調査によると、日本では1日あたり約1,200トンの衣服が焼却・埋立処分されており、これは大型トラック約120台分に相当するという。ホワイトプラスは、「服を捨てずに次の人に渡すことが、サステナブルなアクションの一つである」という考えのもと、同イベントを企画したと説明している。
広報担当者は、「宅配クリーニングサービスとして、洋服を長持ちさせるクリーニングの価値を伝え、環境負荷の軽減に貢献することが重要だと考えています。今回は、洋服に関する発信をされているインフルエンサーの皆さまと連携し、私服販売を通じてリユースの重要性を広く発信しました。クリーニングで良いものをケアしながら長く使うという選択肢を広め、ファッションロス削減への意識を高めるきっかけになればと考えています」とコメントしている。