REJECT、シリーズBラウンドで10.7億円を調達 中東市場進出と世界トップクラス選手獲得に向けた体制強化

REJECTは、総額10.7億円のシリーズBラウンド資金調達を完了したと発表した。同資金調達には、アラブ首長国連邦アブダビのGyrfalcon Holding LLCや、日本のDBJキャピタル、三菱UFJキャピタル、オリックス・キャピタル、伊藤忠商事、KIDS HOLDINGSなどが参加した。

REJECT、シリーズBラウンドで10.7億円を調達

今回調達した資金は、REJECTが掲げる「EMPOWER GAMING LIFE」のビジョン実現に向けた成長戦略に活用するという。具体的には、世界トップクラスのesportsアスリートの獲得や、選手が集まるトレーニング施設の強化・整備、革新的なゲーミングデバイスの開発、そしてグローバル人材を含むビジネスパーソンの採用強化に注力するとのことだ。

さらに、REJECTは中東市場への本格進出を図るため、アブダビのEtihad Towerに新拠点を設立し、急成長が期待される中東eスポーツ市場に本格的に参入する。特にサウジアラビアの「ビジョン2030」を背景にした市場機会を見据えた取り組みを進めるとのことだ。

REJECTは2018年に発足したプロeスポーツチームで、世界的に人気のゲームタイトルに参画し、現在8タイトルで競技部門を保有している。日本国内の累計賞金獲得額では1位を誇り、モバイルシューティングゲーム『PUBG MOBILE』部門では、2024年に日本チーム史上初の世界一を獲得した。また、『Apex Legends』部門では、同年のALGS2024においてAPAC NORTH地域初の世界一を達成している。

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