パーソルキャリアが運営する調査機関「Job総研」は、「はたらく現場での疑問」を収集する「Job weeQ」を実施し、社会人男女を対象に「職場の暗黙ルール」に関する調査を実施し、結果を公表した。

「職場の暗黙ルール」に関する調査

■納得いかない職場の暗黙ルールの有無

回答者に納得いかない職場の暗黙ルールの有無を聞くと「ある派」が88.0%、「ない派」が12.0%という結果に。

納得いかない職場の暗黙ルールの有無

■納得いかない暗黙ルールの内容

回答者に納得いかない職場の暗黙ルールの内容を聞くと、上位3つは「上司の言うことが正しい」が40.2%で最多、次いで「新人が〇〇をして当たり前」が29.5%、「休日でも連絡を返す」が28.7%となった。

納得いかない暗黙ルールの内容

■共感を集めた疑問

回答者に共感した疑問を聞くと、上位4つは「上司の考えに意見が言えない雰囲気があること」が40.2%で最多、次いで「新人は定時より早めに出勤すること」が20.5%、「土日出社が出世や昇給に影響すること」が19.7%、「仕事ができない上司のせいで残業が増え注意されること」が19.7%となった。

共感を集めた疑問

同社が今回実施した「Job weeQ」では、「上司の考えに意見が言えない雰囲気があること」の疑問が最も注目を集めるQ&Aとなり、合計155件の回答が集まったという。

この疑問に対する回答の傾向は、大きく「上司に従う」「上司の考えの背景を知る」「上司を尊重し誠実に意見を伝える」「周囲の意見を知る」の4つに分類されたとしている。

意見を言えない雰囲気に対する賛否はあるものの、上司は会社の意思決定に基づいてチームに指示を出している可能性や上司・部下という関係性を崩してしまうデメリットもあるとのことから、「上司に従う」声が顕著に見られたとのことだ。

<参考>
Job総研『「職場の暗黙ルール」に関する調査