山形県米沢市の九里学園の制服をスリッパにアップサイクル 山形県河北町の工場で製作

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オンワードコーポレートデザインは、山形県米沢市の学校法人九里学園高等学校(以下、九里学園)の不要になった学生服を、来校者用スリッパにアップサイクルしたことを発表した。

不要になった学生服をアップサイクルしたスリッパ

同社が学生服をアップサイクルするのは初めての取り組みだという。

九里学園では、これまで卒業生の学生服を、サイズが合わなくなったり破れや汚れで着られなくなったりして新たな学生服を必要とする生徒のために「制服バンク」として保管。

しかし、2023年春に実施した学生服リニューアルにともない、現在保管している旧学生服が不要になってしまうため、今回のアップサイクルに至ったという。

山形県河北町は、日本有数のスリッパ産地であることから、地元工場で旧学生服をスリッパへ加工することが実現したとのことだ。

■学生服のアップサイクルの流れ(一部抜粋)

(1)1着ずつハサミで解体し、平らに
(2)摩耗している箇所を避けながら1枚ずつ型抜き
(3)中生地に糊付けし、甲パーツに手貼り
(4)甲裏を縫い合わせる
(5)甲にエンブレムを縫い付ける
(6)中板にかかと用ウレタンをはさむ
(7)中板に甲パーツを縫い付ける
(8)底をつけて検診、完成

学生服のアップサイクルの流れ
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