日本航空(以下、JAL)とLimeは、電動マイクロモビリティの普及を通じて都市部や地域・観光地でのラストワンマイルの課題解決と持続可能な移動手段の実現に貢献していくことを発表した。
日本では、都市部での交通渋滞や観光客の増加に伴う移動手段の供給不足、また、都市部以外では公共交通機関が十分に行き届かないラストワンマイルの課題が顕在化しており、また、環境負荷の低い移動手段の確保が求められているという。
今回、JALとLimeは、カーボンフリーで持続可能な未来を創造するミッションの下、次世代のクリーンな移動手段として電動マイクロモビリティの普及を目指し、業務提携を行っていくとのことだ。
■取り組み内容概要
1.電動マイクロモビリティのシェアリングサービスでマイルがたまるサービスを開始
JALマイレージバンク会員(以下、JMB会員)を対象として、国内での電動マイクロモビリティの利用で100円につき1マイルがたまる。さらに提携開始を記念して、12月31日までの間、以下の2つのキャンペーンを実施。
(1)Lime×JAL初回利用キャンペーン:
Limeアプリに、JMB会員情報を登録後、初めてサービスを利用した人に通常のマイルに加えて、100マイルをプレゼント。
(2)ダブルマイルキャンペーン:
対象期間中は通常のマイルの2倍のマイル(100円につき2マイル)を積算。
2.Limeの各地でのポート設置の拡大をJALがサポート
JALはLimeがサービスを展開する地域において、電動マイクロモビリティのポート設置の拡大を支援。第一弾として、11月7日より沖縄県那覇市内にて40ポートを設置、180台の電動マイクロモビリティを配備したサービスを開始する。
3.自治体・企業・観光地向けにレンタルサービスの展開
観光地での回遊性の向上や新たな楽しみ方の提供等、各地でのニーズに合わせた、車両レンタルサービスをLimeとして初めて日本で展開。JALは各地での展開をサポート。また、安全性向上に向けて努力義務となっているヘルメット着用を推進するなど、利用者への啓発活動を共に実施。
JALとLimeは、今後も持続可能な移動手段の普及を図り、地域の移動手段の維持・拡充を目指すことで、豊かでサステナブルな社会の実現に取り組んでいくとのことだ。