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クラウドワークスは、フィンテック企業・GeNiE社と共同で、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を利用するワーカー996名を対象に、「フリーランスの資金繰りに関する実態調査」を実施し、その結果を公表した。
■フリーランスの76%が「収入の不安定さ」を懸念
スクリーニング調査で、クラウドワークス.jp利用者のうち、会社に雇用されていないと回答した人に対し、「フリーランスを続ける中で不安に感じること」を聞いたところ、76%が「収入が不安定」であることだと回答。
■資金繰りの不安を抱えるフリーランスのうち、59%が「将来の資金」に対して漠然とした不安を感じている
同調査は、スクリーニング調査にて「収入が不安定である」「雇用と比べて保障が少ない」「社会的信用を得るのが難しい」ことが不安と回答した人を対象に実施。
その結果、フリーランスの59%が「将来の資金に対する不安」を抱えており、45%が「病気や怪我で働けなくなった場合の保障がない」と感じていることが分かった。
■66%のフリーランスがお金の工面をした経験があり、その理由の1位は「生活費の補填」
また、66%のフリーランスが「過去にお金に困って工面をしたことがある」と回答。
お金に困った理由について、「生活費の補填」が41%、「収入を得るまでのつなぎ」が22%という結果に。フリーランスは毎月の収入が安定しない傾向が強く、固定費である家賃や光熱費、食費をどう確保するかが日常的な課題であることが伺える。
■フリーランスの5人に1人が金融機関の審査に落ちた経験を持つ
次に、お金を工面した方法を聞いたところ、フリーランスの多くが、家族や知人からの借り入れに頼る一方、カードローンやカードキャッシングなど、消費者金融によるサービスの利用も一般的であることが分かった。
また、5人に1人のフリーランスが金融機関の審査に落ちた経験があることも明らかになり、収入の不安定さや社会的信用の不足が審査通過の障壁となっていることが伺える。
【調査概要】
調査名称:フリーランスの資金繰りに関する実態調査
調査手法:インターネット定量調査
調査対象:クラウドワークス.jp利用者
回答者数:スクリーニング調査 996名、本調査 179名
調査主体:クラウドワークス、GeNiE
調査期間:スクリーニング調査 2024年6月6日~2024年8月2日
本調査2024年8月7日~2024年9月2日
<参考>クラウドワークス、GeNiE『フリーランスの資金繰りに関する実態調査』