東京地下鉄は、東京都より6月17日付けで有楽町線延伸(豊洲・住吉間)及び南北線延伸(品川・白金高輪間)の都市計画決定が告示されたことに伴い、工事着手したと発表した。
同社は、2030年代半ばの開業を目指しており、地下鉄ネットワークの強化を通じて、臨海部・都心部へのアクセス利便性の向上や沿線まちづくりへの寄与、東京圏の国際競争力の強化に貢献するとともに、新たな鉄道需要を開拓していくとしている。
詳細は以下の通り。
■事業概要・整備効果
有楽町線延伸(豊洲・住吉間)
【事業概要】
建設キロ:4.8キロメートル
総建設費:約2,690億円
経由地:豊洲~東陽町~住吉
開業目標:2030年代半ば
【整備効果】
1.アクセス利便性の向上
・東京東部・北部及び千葉方面と臨海副都心(国際競争力強化の拠点)とのアクセス
・観光拠点(例:豊洲市場、東京スカイツリー)とのアクセス
2.所要時間の短縮:豊洲駅ー住吉駅間 約20分→約9分
3.東西線の混雑緩和への寄与:混雑率(木場駅→門前仲町駅間)ピーク1時間あたり約20%低減
南北線延伸(品川・白金高輪間)
【事業概要】
建設キロ:2.5キロメートル
総建設費:約1,310億円
経由地:品川~白金高輪
開業目標:2030年代半ば
【整備効果】
1.アクセス利便性の向上
・六本木・赤坂等の都心部とリニア中央新幹線の始発駅となる品川駅とのアクセス
・羽田空港、品川開発(国際競争力強化の拠点)とのアクセス
2.所要時間の短縮(品川駅ー六本木一丁目駅間 約19分→約9分)