霞ヶ関キャピタルは、同社とJA三井リース建物との共同開発プロジェクトである「LOGI FLAG TECH八戸Ⅰ」が竣工したことを発表した。

「LOGI FLAG TECH 八戸Ⅰ」外観

同施設は、2024年9月に竣工した「LOGI FLAG TECH 所沢Ⅰ」に続く、同社が企画・開発する冷凍自動倉庫の第2号案件で、八戸自動車道「八戸北 IC」より約2.5kmという立地に位置するほか、八戸港、三沢空港へのアクセスも良好であり、物流施設として高い交通利便性を有している。

また、高速道路や国道45号・国道4号等を利用して青森県東部から岩手県北部まで管轄できることに加えて、八戸市街地へも約7kmのアクセスにあり高頻度の地域配送拠点としても機能する立地となっている。

同施設の所在する青森県八戸市は、水産資源に恵まれているほか、畜産業をはじめとする農業も盛んなエリアで、同施設はこうした食品の生産・加工拠点に近接する冷凍保管拠点のニーズに対応するため、自動ラックを導入した-25℃帯の「自動型保管庫」を用意しているという。

ほかにも、LOGI FLAGシリーズでは初となる-35度帯まで急速凍結をおこなえる「凍結庫」、更には出荷前の製品の鮮度維持を目的としてパーシャル領域(0℃帯)まで温度可変が可能となる「仕分け室」の区画も導入しているとのことだ。

なお、同件は同社初のBTS(Build To Suit:テナントの要望に応じて建設された倉庫)案件であり、青森県および八戸市の誘致企業に認定されたネキストイーストから物流拠点整備の要望を受けたことをきっかけに、八戸北インター工業団地内での開発プロジェクトが始動したものとなっている。

施設概要