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品川区、災害時のトイレ対策としてトイレトラック導入へ ふるさと納税型クラウドファンディングで寄付募集

品川区は、災害時のトイレ問題解決を目指し、トイレトラック導入に向けたふるさと納税型クラウドファンディングを開始した。

今回のトイレトラック導入は、首都直下型地震への備えおよび被災地支援体制の構築を目的とし、品川区は23区で初めて導入するという。クラウドファンディング形式で寄付を募り、集まった資金はトイレトラックの導入費用に充当されるとのことだ。

導入後、品川区は「災害派遣トイレネットワーク」に参加し、自治体間の支援体制を強化するほか、防災訓練や区内イベントを通じ、災害時におけるトイレの普及啓発に努める方針である。

トイレトラックは、断水時にも使用可能な自走式水洗トイレで、電動車いすリフターやオストメイト対応設備を含む5つの個室トイレを備えている。また、ソーラーパネルが設置されており、停電時や夜間も周囲を照らし、安全に利用できる設計となっているという。

導入の背景には、令和6年の能登半島地震での避難所環境悪化や、品川区が実施した区民アンケートで災害時の衛生環境改善に対する高い関心が示されたことがある。特にトイレ環境の充実が避難所生活の改善につながるとして、対応が求められているとした。

クラウドファンディングの目標金額は500万円で、募集期間は12月31日まで。寄付は専用URLからふるさとチョイスのホームページを通じて申し込む形式である。

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