西日本電信電話(以下、NTT西日本)および地域創生Coデザイン研究所は、関西みらい銀行と、関西圏を中心とする持続的な森林管理や地域脱炭素化の実現に向けて業務提携することを発表した。
同連携を通じて、森林資源を中心とした地域資源活用によるカーボン・クレジット創出や民間企業へのカーボン・クレジット流通と普及啓発に取り組むことで、地域の脱炭素化実現をめざすとともに、持続的な森林管理を通じた地域創生への貢献をめざすとしている。
NTT西日本および地域創生Coデザイン研究所は、従前より森林資源を中心とした地域資源活用によるJ-クレジット創出や民間企業へのJ-クレジット流通と普及啓発に取り組むことで、地域経済活性化に向けた資金還流の後押しを実施。
それを通じ、森林管理の効率化および森林の健全なライフサイクル再構築の実現、また環境保全や地域脱炭素化を通じた地域創生への貢献にむけて取り組んできたという。
また、関西みらい銀行が保有する顧客基盤は、関西圏を中心としており、森林を所有する顧客や脱炭素経営を志向する顧客等、多様な顧客基盤を有しているとのことだ。
3社が連携することで、地方公共団体や民間企業の森林管理に関する課題把握や伴走支援を行うとともに、関西みらい銀行の顧客基盤における、カーボン・オフセット活用ニーズを有する民間企業等やカーボン・クレジット創出ニーズを有する地方公共団体等に対して、NTT西日本および地域創生Coデザイン研究所がソリューションやコンサルティングの提供を通じた支援を行うことにより、カーボン・クレジットの地産地消を進めるとのことだ。
■各社の役割
NTT西日本:
地方公共団体や民間企業への地域創生に資するICT関連商材の提供
地域創生Coデザイン研究所:
地方公共団体や民間企業へのJ-クレジットや森林管理に関するコンサルティング
関西みらい銀行:
地方公共団体や民間企業へのJ-クレジットに係る紹介・普及啓発
■今後の展開
今後、NTT西日本、地域創生Coデザイン研究所、関西みらい銀行は同連携を通じて、地域の森林管理支援を通じたカーボン・クレジットの創出・流通による地域の脱炭素化に貢献するとしている。
また、NTT西日本と地域創生Coデザイン研究所は他地域の金融機関とも連携を進めることで、全国網羅的な協働体制を組成することで、各地域の課題に沿った上での、持続可能な社会の構築を推進するとのことだ。