Amazonは、ラストワンマイル配送を担う起業家を育成する「Road to Ownershipプログラム」を開始した。
これは、配送ビジネスでの開業を目指す起業家に、経営に必要なスキルを提供するもので、プログラム修了後に所定の条件を満たせば、Amazonのデリバリーサービスパートナー(以下、DSP)として事業を開始することが可能になるという。
同プログラムは、12週間のオンラインセッションと自主学習で構成され、財務管理や労働法、リーダーシップ理論など、配送事業に必要なスキルを提供する。また、既存のDSPオーナーとの交流機会や、事業計画書の作成サポートも行われ、修了要件を満たした受講者は最終面談を通過後に、DSPとしての事業立ち上げオファーを受けることができるという。
第1期生は今年2月に応募し、6月にプログラムを開始、8月末に卒業式を迎えた。修了生には、飲食や建築、ホテル業界での経験者が多く、個人事業主やAmazon Flexドライバーの経験者も含まれているとのことだ。
Amazonは、物流・配送ネットワークの拡充を目指しており、8月にはラストワンマイル配送ネットワーク構築に250億円以上の追加投資も発表した。配送網拡大に加えて、Road to Ownershipプログラムを通じたデリバリーサービスパートナーの育成支援にも注力しているという。
現在、第2期生の募集が行われており、プログラムの詳細や応募条件についてはAmazonの公式サイトで確認できる。また、参加に関する問い合わせは専用メールアドレスで受け付けている