CCCMKホールディングスは、全国16~69歳のV会員1,703名を対象に「入浴に関する調査」を実施し、結果を公表した。
1.寒くなる時期に湯船につかる人は7割以上
最初に、湯船に浸かるタイミングを月別に調査したところ、湯船に浸かる時期について全体では1月~3月や11月~12月など、寒い時期になると7割を超え、7月~9月の暑い時期には5割を切っていることが明らかになった。
また、時期に関係なく、「自宅で湯船に浸かることはない」と回答した人は17.6%という結果となっている。
性年代別で見ていくと、40代以降の男女ともに年代が上がるにつれ、湯船に浸かる時期が多い一方で、20代・30代の男女は湯船に浸からない時期が多く、年代によって湯船に浸かる時期に差が見られることもうかがえた。
2.湯船に浸かる目的は「疲労回復のため」
次に、湯船に浸かる目的を調査したところ、湯船に浸かる目的では「疲労回復のため」が62.0%と最も高い結果に。その後は「リラックスするため」57.4%、「心身をリフレッシュするため」50.2%と続く。
また、船に浸かっているときにしていることを聞いたところ、最も多かったのは「何もしない、ただ湯船に浸かっている」が52.1%となった。
性年代別で見ると、40代以下の男性や20代以下の女性で「スマートフォンなどでウェブサイトやSNSを閲覧する」が上位にきており、比較的若い世代はスマートフォンを入浴時に利用している様子がうかがえる。
10代女性では「歌を歌う」「テレビや動画を見る」「音楽を聴く」といった行動も上位にきており、入浴時間を楽しんでいる人も多いと同社は考察している。
3.「シャンプー」は自分専用アイテムを使用している率が高い
日用品・化粧品・雑貨類も含め、入浴時に使っているアイテムについて調査したところ、全体で使用率が高いのは、シャンプー(95.8%)、ボディソープ(72.4%)、リンス・コンディショナー(67.2%)といった日用品。
続いて、この使用率のデータに加えて「自分専用で入浴時に使っているもの」も調査。
「同居家族有り」の人に限定し、一部の日用品について「普段、入浴時に使っているもの」と「そのなかで、自分専用で入浴時に使っているもの」を見たところ、使用率の高いシャンプーとボディソープは、自分専用率ではやや違いが見られる結果に。
シャンプーは6割弱の人が「自分専用」のものを使用している一方で、ボディソープでは「自分専用」のものを使用している人は4割弱。
シャンプーはボディソープと比べ、髪質や使用感、香りなど自分のこだわりを持って使用している人が多いということが推察できるような結果となった。
4..入浴には「身体と心の休息」を求めるが、一部では「面倒だ」という声も
次に、「入浴に関する意識」に焦点を当ててアンケート結果を確認したところ、入浴に関する意識では、「入浴は身体だけでなく、自分の心が休まるのに必要な時間だ」が65.8%で最も高い結果に。
全体では「入浴が面倒だと感じることが多い」と回答した人が約4割となったが、性年代別で見てみると、特に40代以下の女性で「入浴が面倒だと感じることが多い」という回答が多くなった。
また、それを払拭するためか「入浴時間を楽しみたい・充実させたい」といった意識を反映した項目が高くなる傾向も見られた。
【調査概要】
調査地域:全国
調査対象者:男女16~69歳のV会員
調査期間:2024年9月12日~2024年9月19日
有効回答数:1,703サンプル
※サンプルは性別・年代別の構成が日本の人口構成比に近くなるように回収。
<参考>
CCCMKホールディングス『入浴に関する調査』