ライオンは、兵庫県明石市とプラスチックの資源循環を目的に、ハブラシリサイクルに関する協定を締結したと発表した。
同協定締結により、両者は、ハブラシを“捨てる”から“リサイクルする”習慣にするとともにに、社会に根付く活動になるよう、連携していくとしている。
ライオンは、明石市内にハブラシを生産する工場を構えており、現在、同社のハブラシの約6割を生産している。また、「循環し続けるプラスチック利用」を目指し、これまでにも行政の資源回収事業と連携したハブラシリサイクル活動を実施してきた。
また明石市では、2024年1月に「明石市一般廃棄物処理基本計画」の改定を行い、新ごみ処理施設の稼働に合わせてプラスチック分別を開始することを定めているという。
両者は、ともに資源循環型社会の実現を目指していることから、さらなるプラスチックリサイクルの促進に向けて同協定を締結。使用済みハブラシの回収は、明石市内の公共施設など計12カ所に回収ボックスを設置して実施するという。
回収したハブラシは、指定リサイクル関連企業にて再資源化し、明石市の人々に役立つプラスチック再生品などに還元するとのことだ。また、環境教育の実施や環境イベントへの出展などを予定しており、ハブラシリサイクルが習慣となるよう、働きかけていくとしている。
■ハブラシリサイクルの概要
目的:プラスチックの資源循環
内容:同社と明石市の連携によるハブラシリサイクル活動として、使用済みハブラシを明石市が回収し、リサイクル業者により再資源化
開始日:11月1日
回収場所:明石市役所本庁、市民センターをはじめとした公共施設、計12ヵ所