鈴与商事と東急は、富士山静岡空港に太陽光発電設備を導入することを発表した。
2050年のカーボンニュートラル・脱炭素社会の実現に向け、空港においては空港施設・空港車両のCO2削減の取り組みを推進するとともに、空港を再生可能エネルギー拠点化する方針を検討するなど、各空港にて地域特性に応じた空港脱炭素化推進計画の策定・導入が国土交通省から求められているという。
このような状況下、さらなるCO2排出量削減の取り組みを推進させるため、鈴与商事と東急は富士山静岡空港の脱炭素化を支援すべく、同空港にオンサイトPPAモデル(※)の太陽光発電設備を導入。
これにより旅客ターミナルビル全体で使用される電力の約37%(2023年度比)を再生可能エネルギー由来の電力へ切り替えるとともに、オンサイトPPAモデルの採用により、再生可能エネルギーの地産地消も同時に実現するとのことだ。
■事業概要
発電所名:富士山静岡空港南側用地太陽光発電所
建設予定地:静岡県牧之原市坂口3336番地4(富士山静岡空港滑走路南側用地に設置予定)
発電容量:1,016.4キロワット
想定年間発電量:約1,300,000キロワットアワー(1年目の想定値)
想定自家消費量:約1,073,000キロワットアワー(1年目の想定値)
着工:2025年3月初旬
運転開始:2025年6月初旬
(※)発電事業者が、需要家の敷地内に太陽光発電設備を設置し、所有・維持管理をしたうえで、発電した電気を需要家へ供給する仕組み