東急不動産は、会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根湖悠」を開業した。同施設は、2003年開業の「東急ハーヴェストクラブ箱根甲子園」、2008年開業の「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」、そして2024年開業の「東急ハーヴェストクラブRESERVE箱根明神平」に続く、箱根エリアで4施設目のハーヴェストクラブとなる。

アライバルラウンジより芦ノ湖を望む

同施設は元箱根エリアに位置し、芦ノ湖近くの豊かな自然環境を生かした設計となっている。客室からは芦ノ湖の景観を楽しむことができ、安らぎを提供する空間が実現されているという。客室はデラックスタイプ(洋室・和洋室)、スイートタイプ、ペット対応タイプなど多様に取り揃え、レストランや温泉を通じて「箱根ならでは」の宿泊体験を提供するとしている。

外観(昼景)

施設のコンセプトは「心まで解き放つ、美しき碧き世界へ」であり、全客室には半露天風呂が設置され、プライベートな空間で温泉やバイブラバスを楽しむことが可能。客室からは斜めにデザインされた窓を通じて芦ノ湖を望むことができ、雄大な自然を堪能できるという。

客室

アライバルラウンジおよびエントランスホールには箱根細工をモチーフにした木々のデザインが施され、特別な時間を演出している。共用施設には温泉大浴場、屋内外プール、3種のサウナ(ドライサウナ、スチームサウナ、ハーブサウナ)、ファイヤーピットテラスなどがあり、家族や友人との特別な時間を楽しむことができるとのことだ。

温泉大浴場と屋外プール

レストラン「靑-Ao-」では、相模湾や駿河湾、三島や足柄から厳選した旬の食材を使用したメニューを提供するとしており、ルームサービスやテイクアウトにも対応する。

レストラン「靑-Ao-」と食事イメージ

そのほか、環境配慮および地域共生に向けた取り組みとして、同施設は100%再生可能エネルギーを使用し、脱炭素社会の実現に貢献している。また、バイオ式生ごみ処理機を導入し、発生した生ごみを堆肥化、提携農家に提供することで地産地消を推進しているほか、地元の「はじかれ野菜」を利用した朝食メニューを提供し、食品ロス削減にも寄与する仕組みを構築している。

今後、宿泊者向けの野菜生産者PRイベントや収穫イベントなどを実施する予定とのことだ。

■「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根湖悠」施設概要

所在地:神奈川県足柄下郡箱根町元箱根字大芝93-12
交通:【電車】東海道新幹線「小田原駅」より箱根登山バス・伊豆箱根バスで約45分、「大芝バス停」より徒歩約3分、【車】小田原厚木道路「箱根口I.C.」より約12.8km、東名高速「御殿場I.C.」より約 24.5km
総客室数:50室
建物構造:(本館)鉄筋コンクリート造一部鉄骨造 地上2階地下1階建
     (1・2号館)鉄筋コンクリート造 地上3階地下1階建
建築面積:2,954.87平方メートル
延床面積:9,150.64平方メートル
客室面積:65~142平方メートル
付帯施設:フロント、ラウンジ、レストラン、温泉大浴場、サウナ、屋内外プール、ファイヤーピットテラス、エステサロン、ショップ、ドッグガーデン、駐車場 他