楽天証券は、10月20日より、投資信託の積立設定情報をもとに診断を行い、より良いポートフォリオの実現に向けて追加銘柄を提案するロボアドバイザー「かんたん積立診断」の提供を開始すると発表した。同サービスにより、ユーザーは自身の投信積立設定の評価を知り、次に積み立てるべき投資信託を見つけることができる。
かんたん積立診断は、現在の投資信託積立設定情報を基に、以下の3つの診断項目に関するスコアを算出し、各スコアをもとにした「総合スコア」を提供する。これにより、積立設定のバランスを評価し、弱点を把握することが可能となる。
稼ぐ力:過去5年の実績リターンをもとに数値化したスコアで、運用益の指標となる。
耐える力:過去5年の価格の最大下落率をもとに数値化したスコアで、市場の急激な値動きに対する抵抗力を示す。
安定力:複数の投資信託を組み合わせることで、安定した値動きをもたらす能力を数値化したスコアで、単一銘柄の場合はスコアが1.0となる。
また、「積立商品を追加したいが何を選べば良いか分からない」といったニーズにも応え、診断結果に基づき、各スコアが改善できる投資信託を1銘柄ずつ提案するとのことだ。
かんたん積立診断は、2023年11月から12月にかけて提供されていたサービスであり、多くのユーザーから好評を博したという。今回、ユーザーからの要望に応じて、より多くの人が資産形成を支援するサービスとして、いつでも利用可能になる。
なお、かんたん積立診断は2024年9月26日に発表された新しいスマートフォン向け資産づくりアプリ「iGrow™」でも提供される予定であるが、先行して楽天証券のホームページで利用可能となる。