東京メトロ、陸上風力バーチャルPPA導入で銀座線の電力を再生可能エネルギーに一部転換 CO₂排出量年間8,190トン削減へ

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東京メトロは、コスモエコパワーおよび東京電力エナジーパートナーと共同で、陸上風力を活用したバーチャルPPA(非FIT発電設備における発電に係る環境価値の提供に関する契約)を締結したと発表した。

東京メトロ、コスモエコパワーおよび東京電力エナジーパートナーとバーチャルPPA契約締結

コーポレートPPA(Power Purchase Agreement:電力購入契約)は、需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギーを購入する契約形態であり、バーチャルPPAとは、需要家の敷地外に立地する専用発電所で発電された再生可能エネルギーの環境価値のみを需要家が調達する手段。

同契約により、東京メトロはコスモエコパワーが運営する姫神ウィンドパークから、年間約2,100万kWh分の環境価値を非化石証書として約15年間受け取るという。この取り組みにより、銀座線で使用する電力の一部が実質的に再生可能エネルギー化され、CO₂排出量が年間約8,190トン削減できる見込みとのことだ。

姫神ウィンドパーク

東京メトロとコスモエコパワー、東京電力EPの3社は、カーボンニュートラルと持続可能な社会の実現に向けた取り組みを今後も継続し、再生可能エネルギーの活用を積極的に進めるとしている。

■姫神ウィンドパークの概要

所在地:岩手県盛岡市内 姫神山南部の山麓
運転開始年:2019年4月
設備能力:18,000kW(2,000kW×9基)

陸上風力を活用したバーチャルPPAの導入

同バーチャルPPAは、コスモエコパワーが発電する電力を一般社団法人日本卸電力取引所に売却し、東京電力EPはそれを他の発電事業者から調達した電力と組み合わせて提供する仕組み。東京メトロは、このスキームを利用することで、持続可能なエネルギーの利用をさらに促進するという。

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