日本ゼオンは、体調を崩しがちな季節の変わり目を迎える今、全国の20〜60代の男女1008人を対象に、秋バテや睡眠の質に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■今年、夏から秋への季節の変わり目で不調を感じる人は半数以上。例年より不調を感じる人は6割以上も。8割以上が日常生活や仕事に影響あり。
今年、夏から秋への季節の変わり目で不調を感じる人は55.6%。また今年、例年よりも不調を感じる人は64.2%にのぼった。
また、今年の夏から秋への季節の変わり目の不調については、80.5%が日常生活や仕事に影響を与えることがあると回答している。
■「秋バテ」の認知率(症状まで理解している)は2割未満、「秋うつ」の認知率は約1割のみ
「秋バテ」の認知率(症状まで理解している)は18.3%にとどまり、「秋うつ」の認知率は11.8%のみにとどまる結果に。
■3割が「秋バテ」に該当、4%に「秋うつ」の傾向が見られる結果に
最近、当てはまる症状について聞いたところ、1位は「最近、体がだるく感じることがある」2位「最近、疲れやすく感じる」3位「最近、眠りが浅いと感じることが多い」と回答。
専門家によると、以下の赤枠の項目のうち、3個以上当てはまると「秋バテ」、6個以上当てはまると「秋うつ」の可能性があると言う。これを踏まえると、不調を感じている人のうち、30.6%が「秋バテ」に該当し、4.1%の人に「秋うつ」の可能性が見られたとのことだ。
■9月中旬、約6割が睡眠の質は「夏と変わらない」、3人に1人は「夏よりも睡眠の質が下がった」と回答。この要因について、専門家は”暑さ負債”の可能性を指摘
睡眠の満足度は平均4.9pt。睡眠の満足度はやや低い傾向が見られた。
また、本来は暑さが多少和らぐ9月中旬時点でも、「夏と睡眠の質が変わらない」という回答が約6割に上り、3人に1人が夏より睡眠の質が下がったと回答している。
■夏時期の冷房で体調の変化を感じた人ほど、今秋睡眠の質の低下を実感。専門家「夏時期の“暑さ負債”により、自律神経が乱れたまま秋を迎えていることが要因」と解説
夏時期に冷房で体調の変化を感じた人ほど、今秋睡眠の質の低下を実感する人が多い傾向に。
この結果に専門家は、以下のようにコメントしている。
「秋バテは夏の「暑さ負債」「寒暖差自律神経疲労」が関係しています。夏場のクーラーによる室内・室外の寒暖差や、気温・気圧の変化により自律神経が乱れたまま秋を迎えて、一気に夏の疲れが出ることで起こります。これにより、結果的に睡眠の質の低下を引き起こしている可能性があります」
■今秋、積極的に日光を取り入れている人ほど、睡眠の質の低下を感じにくい傾向
普段から積極的に日光浴を取り入れている人は60.3%で、積極的に日光を取り入れている人ほど、睡眠の質の低下を感じにくい傾向が見られた。
■積極的に日光をする人ほど、仕事の満足度も高まる傾向
現在の仕事の満足度(最大10ポイント)は、平均5.9ポイントという結果に。一方で、積極的に日光浴をする人は、平均6.5pt、積極的に日光浴をしない人は5.7ptにとどまった。
積極的に日光をする人ほど仕事の満足度も高まる傾向が見られる結果となった。
【調査概要】
調査対象:全国の20代〜60代男女1008人
調査期間:2024年9月17日~9月19日
調査方法:株式会社ジャストシステム「Fastask(ファストアスク)」を用いたインターネットリサーチ
※結果数値は小数点以下を適宜四捨五入して表示しているため、積み上げ計算すると誤差がでる場合あり。
<参考>
光浴ナビゲートデバイス「LNES」提供・日本ゼオン株式会社調べ『秋バテや睡眠の質に関するアンケート調査』