富山県高岡市に環境負荷を最大限に抑えるレトロ倉庫が誕生 リユース品の展開やモノの本質を考えるギャラリーを設置

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荒木商会は、新会社「ROKA STYLE」を立ち上げ、富山県高岡市にリユース品を救い出し、洗浄・清掃し、磨き上げ、陳列する倉庫をオープンしたことを発表した。

環境負荷を最大限に抑えるレトロ倉庫が誕生

ROKA STYLEは、「濾過する」という意味を持つ「ROKA」を社名に掲げ、「壊れた物、古い物、戦前の物」などリユース品として取り扱わない不要品を多く引き取り、倉庫に展開するという。

社会的に不要とされる物品を「救出」「清掃」「リメイク」することで、新しい価値を創出するとのことだ。

倉庫の1階は家財整理から出てきたモノをそのままの状態で展示。埃がかぶっていたり、家財整理から運んできたモノをそのまま体感する空間となっており、まるで宝探しのように掘り出しモノを見つけることができるという。

2階には家財整理の中から出てきたモノを選定、洗浄・清掃を行い、今すぐに使える状態にしてディスプレイ。ディスプレイされたモノの中から、自分の感性で好きなモノを選ぶことができるとのことだ。

【左】2階単管前の画像:選ぶ楽しみ【右】2階中央、網目をモチーフにした「単管門」

また、2階ギャラリーには、アーティストとコラボレーションしながらモノの本質を考える展示やワークショップを開催。

モノに対しての解釈を様々な角度から表現することで、日々私たちが囲まれているモノに対して考える機会・空間を創造していくとしている。

なお、1階から始まり2階、門前、門奥、ギャラリーと、空間を進めば進むほど、モノが濾過され価値が変わっていく・見直されていく様を空間とモノで表現しているという。

ギャラリー:考える楽しみ

同社は今後、倉庫の運営においてBtoB強化を図り、様々なニーズに対応きるようなリユース品集め・リユース品活用の体制を整えていくとしている。

また、リユース品を更にリメイク・リペアすることでそのモノの価値の見直しを図り、アップサイクル品として展開する予定とし、初年度は年間で5,000点の廃棄物削減を目指しているとのことだ。

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