こどもの機会格差の解消を目指すネッスーは、ライフコーポレーションおよび一般社団法人サスティナブルフードチェーン協議会と連携し、ライフ店舗において食品寄贈の実証実験を11月30日まで実施すると発表した。
同実験は、賞味期限・消費期限が短い等の理由でまだ食べられるのに販売できなくなった農産品・日配食品を、こども食堂等の団体やひとり親世帯等に寄贈する方法を確立し、食品ロスとこどもの貧困という2つの社会課題の解決を目指すもの。
今回、ライフ扇大橋駅前店で実施され、通常運営時には廃棄されている商品の中から、店舗スタッフが寄贈可能なものを選別後、受け渡しの冷蔵庫に格納するという。
受け取り参加の団体・個人は、専用のマッチングサイトから商品を選択し、付与されるポイントを使用して決済(無償)を行った後、当日中に店舗に訪問し選択した商品を持ち帰ることが可能。
同取組により、店舗で排出される食品ロスの約8割を占める農産品・日配食品を、廃棄することなく子ども支援に活用し、約30万トンの食品ロス削減に貢献できる見込みだという。
ネッスーは、同実験を通じて寄贈モデルを確立し、対象品目を拡大するとともに全国に展開し、食品ロス削減と地域福祉の増進の両立を目指していくとしている。
■実証実験概要
実施店舗:ライフ扇大橋駅前店
対象商品:農産品(野菜・果物)・日配食品
実験期間:10月7日〜11月30日
受け取り参加者:
近隣地域のこども食堂 4団体
・こども食堂がるまる
・こども食堂3つの木
・子ども村ホッとステーション
・らんたん亭
支援を必要とするひとり親世帯等 20世帯程度
実施主体:ネッスー、ライフコーポレーション、SFA
連携自治体:足立区