三菱自動車は、クロスオーバーSUV「アウトランダー」のプラグインハイブリッドEVモデル(「アウトランダーPHEV」)を大幅改良し、2025年春から欧州の20カ国で順次販売を開始すると発表した。日本国内では今秋に発売を予定している。

「アウトランダーPHEV」欧州仕様

さらに、PHEVモデルに加え、ガソリンモデルの大幅改良も計画しており、北米や豪州、ニュージーランドなどの市場には2025年に導入を予定しているとのことだ。

アウトランダーPHEVは、三菱自動車の電動化技術と四輪制御技術を駆使したフラッグシップモデルで、「威風堂堂」をコンセプトに、力強い外観デザインと高い操縦安定性を特徴としている。

今回の大幅改良では、「洗練」と「上質」をテーマに、駆動用バッテリーを刷新し、欧州仕様でのEV航続距離を80km超(WLTPモード)に延ばすとともに、最高出力を約20%向上させ、加速性能を強化した。また、S-AWC制御の最適化やサスペンションの改良、新タイヤの採用により、より安定した乗り心地を実現したという。

インテリアも12.3インチに大型化したスマートフォン連携ナビゲーションやコネクティッド機能の拡充、シートベンチレーション機能の導入などにより、利便性と快適性が向上している。さらに、ヤマハとの共同開発による音質にこだわったオーディオシステムを搭載しているとのことだ。