メロウ、大阪府岸和田市・市役所前でキッチンカー導入の実証事業を開始 キッチンカーの収益はパンダの餌代に
Mellow（以下、メロウ）は、11月30日までの2カ月期間、岸和田市の市役所前の敷地でキッチンカー導入の実証事業を行うことを発表した。
同取り組みは、メロウが「逆プロポ」において岸和田市からのオファーを受け実現した取り組みとなっている。
岸和田市は里山の生態系保全のため、過剰に成長した竹を南紀白浜アドベンチャーワールドのパンダの餌として活用。さらに、「パンダバンブープロジェクト」を通じて、ジャイアントパンダが食べ残した竹の有効利用にも取り組んでいるという。
具体的には、南紀白浜アドベンチャーワールドで使用される竹の約半分を岸和田市が提供し、パンダが食べない竹の枝葉や幹部分を有効資源として再利用することで、SDGsの理念に沿った環境の循環を目指す活動を推進。
岸和田市は、これまでの取り組みを拡充し、メロウが提供する「公共空間から収益を生み出し行政内で再分配する」仕組みを活用することで「パンダバンブープロジェクト」の取り組みを加速させるとしている。
また、同取り組みでは、地域の賑わい創出として「行政内再分配キッチンカー事業」を開始し、事業で得た収益は「パンダバンブープロジェクト」に再分配。
メロウはこれまで、敷地活用に関して従来の固定額の占用料の収益構造ではなく、売上歩合に基づく収益構造という形式を採用し、敷地における適正な収益を生み出し続けているという。
同仕組みを岸和田市のプロジェクトでも活用することで、より柔軟で魅力的な事業モデルの実現を目指していくとのことだ。
■概要
実施場所：大阪府岸和田市岸城町7-1／岸和田市役所前
開始日：2024年10月1日から11月30日まで
※実施時期や場所は変更される可能性あり。出店スケジュールは「SHOP STOP」アプリやWebで確認可能。