メニコンは、新しい環境配慮型コンタクトレンズ流通を目指し、使用済コンタクトレンズケースの回収ボックスをメニコングループ販売店「Miru」全店に設置すると発表した。
同社は、東北大学と連携し、「メニコン×東北大学みる未来のための共創研究所」を設立。内閣府が実施する戦略的イノベーション創造プログラムに参画し、レンズの製造・流通過程で使用するプラスチックの効率的な資源化に関する研究を推進している。
また、コンタクトレンズケースの回収を進め、社会全体での環境配慮型コンタクトレンズ流通の構築を目指しているという。
2023年7月には、欧州委員会が「2030年までに新車生産に使用するプラスチックの25%以上を再生材にすること」を提案し、様々な製品に対して、再生材の使用に対する規制が検討されている。環境保護と経済の継続的な発展のためには、良質な再生材、その元となる使用済みプラスチックが必要であり、コンタクトレンズケースが自動車材料に生まれ変わることが期待されているという。
同社は、この活動を広く普及するため、使用済コンタクトレンズケースの回収ボックスを「Miru」全店やメニコン製品取扱施設に設置。また、一般企業や商業施設、学校などにも設置を進め、広く普及を図るとしている。
■実施概要
対象:使用済コンタクトレンズケース(自社、他社不問)
回収施設:メニコングループ販売店「Miru」など
回収時期は店舗によって異なる
開始時期:10月1日より順次開始