電気自動車(EV)向け充電サービス「Terra Charge(テラチャージ)」を展開するTerra Chargeは、千葉県南房総市の「道の駅ローズマリー公園」へ50キロワット出力の急速充電器1口を導入すると発表した。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、EV普及とEV充電インフラの拡充が急加速しており、経済産業省はEV充電器の設置目標を2030年までに30万口(現在4万口)とするなど、充電環境の整備が全国で求められている。
また道の駅は、これまで「通過する道路利用者のためのサービス提供の場」として休憩できる場所としての役割が中心だったが、これからは観光や防災など更なる地方創生に向けた取り組みを官民の力を合わせて加速させることが求められているという。
EVには蓄電機能があり、災害発生時にはEVが「走る蓄電池」として、まだ電気が復旧していない地域に電気を供給することが可能。そのため、EV充電器は、EVを所有する地域住民や観光客にとっての日常のインフラとしてだけではなく、災害時にも重要な役割を果たすとしている。
「道の駅ローズマリー公園」は、中世ヨーロッパの世界観が漂う道の駅。釘を使わない技法で建てられた建物と中世ヨーロッパを思わせる音楽が、シェイクスピアの世界観を作り上げ、庭園にはローズマリーをはじめ季節の花が年間を通して植栽されているとのことだ。
同社は、施設の初期/維持・運用費用が無料となるEV充電サービスの提供を実現し、日本全国にEV充電器の設置を進めている。
同社のサービスは、充電器が日本製で部品欠品リスクが少ない、課金決済と管理の機能がある、24時間365日対応のコールセンターがあるなどの特長があるという。
■設置予定の充電器詳細
施設名:道の駅ローズマリー公園
所在地:千葉県南房総市白子1501
充電器仕様:急速充電器(50キロワット)1口(1基)