東京ガスは、プロミネットパワーを通じて建設した市原八幡埠頭バイオマス発電所の商業運転(FIT売電)を開始したことを発表した。
同発電所は、東京ガスグループが出資する首都圏初のバイオマス発電所。年間想定発電量は約5.3億kWhであり、一般家庭約17万世帯の年間消費電力量に相当する発電規模となっている。
データセンターなどの拡大に伴い電力需要の増加が見込まれる中、気象条件に左右されず安定的に発電できるメリットを活かし、首都圏の電力需給安定化、環境負荷の低減に貢献するという。
なお、同発電所の運転開始後のオペレーションとメンテナンス(O&M業務)は、同発電所のオーナーズエンジニアリングも務めた東京ガスエンジニアリングソリューションズが担うとのことだ。
■市原八幡埠頭バイオマス発電所の概要
事業主体:市原八幡埠頭バイオマス発電合同会社
所在地:千葉県市原市八幡海岸通2番10
発電出力:7.5万kW
燃料:木質ペレット等、約27万トン/年
売電単価:24円/kWh(一般木質バイオマス)
運転・保守会社:東京ガスエンジニアリングソリューションズ
商業運転開始日:2024年9月21日