社公文教育研究会(以下、KUMON)は、全国の小学生(1~4年生)の子を持つ親400名に対して「子どもの学びに関するアンケート調査」を実施し、その結果を公表した。
■8割以上の小学生の親が「子どもの質問に答えられなかった」と回答
同調査で、子どもの質問に答えられなかったことがあるか聞くと、81.3%の親が子どもからの質問に「答えられなかったことがある」と回答。
また、具体的に答えられなかった質問として、社会課題や科学分野などが挙げられたことから、子どもはさまざまな分野に対する疑問を持っていることが明らかになった。
■子どもからの質問で最も多いのは「生活の中の疑問」
子どもからの質問の種類を聞くと、最も多かったのが「生活の中の疑問について」で84.8%、次いで「社会や自然の仕組みについて」が55.0%、「勉強について」が52.3%という結果に。
「勉強について」と回答した人の子どもの学年を聞くと、小学3~4年生から60%を超えており、年齢が上がるにつれて学習の難易度が上がり、勉強についての疑問が増えていくことが考えられるという。
■「勉強する意義について伝えられていると思う」と答えた親はわずか約1割
子どもに勉強する意義について伝えられているか聞くと、「勉強する意義について伝えられていると思う」と答えた親は13.0%にとどまる結果に。
■子どもの疑問に「実は自分も疑問に思う」親は7割以上
子どもからの「AIがなんでも答えてくれるのにどうして勉強する必要があるか」という問いに答えられるか聞くと、60.3%の親が「答えられない」と回答。
また、子どもからの質問内容について大人になっても疑問に思うか聞くと、「大人になっても疑問に思う」と答えた親は全体の72.0%にのぼった。
【調査概要】
調査内容:子どもの疑問と教育に関する意識調査
調査対象:25~55歳男女/小学1~4年生の子を持つ親
調査人数:400人
調査期間:5月
調査方法:インターネット調査
<参考>
KUMON「全国の小学生(1年~4年生)の子を持つ親400名 子どもの学びに関する意識調査」