WHILLとNPO法人UDくまもとは、阿蘇くまもと空港やJR熊本駅などで、近距離モビリティ「ウィル」を受け取れ、自由に観光できるサービスを本格的に開始したと発表した。
両社は、高齢化やインバウンド需要の加速に伴う高齢世代・その家族などの旺盛な旅行ニーズ、ユニバーサルツーリズム機運の高まりに応え、同サービスの提供を開始するという。
採用モデルは、コンパクトに折りたたんで持ち運びやレンタカーなどにも車載しやすいWHILL Model F。一般的な車椅子と異なり、電動であるため気軽で負担が少なく、操作がしやすいほか、高いデザイン性から観光先の景観などにも馴染みやすいのが特徴だという。
同サービスを通じて、普段は車椅子を使用しないが長距離の歩行はつらい人、車椅子を押す家族などが、体力や周囲を気にせず自身のペースで自由に散策しながら、観光スポットや散策を楽しめる環境を整備するとのことだ。
両社は今後も、各空港や主要ターミナル駅などと連携しながら、誰もが快適に近距離移動できるアクセシブルかつインクルーシブな社会実現を目指していくとしている。
■サービス概要
貸出モデル
折りたためるモビリティ「WHILL Model F」
価格
1日3,000円
申し込み方法
電話またはメールにて事前予約制。
貸出方法
希望に応じ阿蘇くまもと空港、JR熊本駅、各レンタカー会社へ直接配送
利用条件
体重115キログラム以下、着座時にフットプレート(足おき)に足がつく人、操作に必要な判断力・注意力を備えている人、など