ロッテは、全国の10~60代男女2350名を対象に、属性や性格によるチョコレートの食べ方や好みの傾向を明らかにする「全国チョコレート事情一斉調査2024」を実施し、結果を公表した。
今回の調査では、基本属性(性別・年代・居住地・兄弟構成・血液型)に加え、性格や趣味・趣向、仕事の環境など様々な属性や性質ごとに、チョコレートの好みや食べ方、食べた時の心情などを調査したとのことだ。
■基本属性(1)
●チョコレートを最もよく食べるのは50代女性、半数以上が2~3日に1回以上食べている
性別・年代による傾向を調査したところ、チョコレートを高頻度で食べている人(=2~3日に1回以上食べていると回答した人)の割合が、男性が32.8%、女性が45.7%と女性の方が12.9pt大きく、どの世代でも女性の方が高頻度で食べている人が多いことがわかった。
特に、50代女性が最も多く54.6%で半数以上となり、30代男性が最も少なく29.1%という結果に。
チョコレートを食べる時の心情について聞いたところ、年齢が若い人の方が「自分を甘やかしたい時」「贅沢したい時」「集中したい時」に食べている傾向にあることが判明。
また、20代は他の世代と比較し、「寂しさを感じる時」に食べると回答した人の割合が大きく、20代が14.3%、他世代の平均が7.6%と2倍程度の差がある結果となっている。
●九州・沖縄エリアに住む人はよくチョコレートを食べる人が多い
居住地エリアによる傾向を調査したところ、高頻度で食べている人の割合が多いエリアTOP3は「九州・沖縄(42.8%)」「関東(40.6%)」「中国(39.6%)」という結果となった。
■基本属性(2)
●中間子はチョコレートをコミュニケーションツールとして重要視?末子はチョコレートをよく食べる
兄弟姉妹の中の位置による傾向を分析。チョコレートを食べることで幸福度につながる要素の1つである「シェアしたり渡すことで、コミュニケーションをとりやすくなる」か聞いたところ、中間子が最も感じやすく、一人っ子が最も感じにくいことがわかった。
他、「シェアしたり渡すことで、一緒に楽しくなれる」「シェアしたり渡すことで、他人に喜んでもらえる」「シェアしたり渡すことで、感謝や好意を伝えられる」「シェアしたり渡すことで、応援の気持ちを伝えられる」の4項目でも同様の結果に。
喫食頻度については、チョコレートを高頻度で食べている人の割合が、末子(41.7%)、中間子(39.6%)、長子(38.2%)、一人っ子(37.0%)の順で大きく、末子が最も高頻度で食べている人が多い結果となった。
●AB型はチョコレートをよく食べる?
血液型で傾向を分析したところ、チョコレートを高頻度で食べている人の割合が、AB型(42.3%)、A型(41.8%)、O型(38.3%)、B型(36.5%)の順で大きく、AB型が最も高頻度で食べている人多い結果に。
■趣味・趣向
ヘビーゲーマーはチョコレート愛好家が多い?
1日におけるオンラインゲーム(=ネットワークを通じて他のプレイヤーと一緒にプレイできるゲーム)のプレイ時間による傾向を調査。
ヘビーゲーマー(=オンラインゲームを1日に6時間以上する人、n=91)でチョコレートが「とても好き」と回答した人が62.6%と6時間未満の人よりも割合が大きく、チョコレートの愛好家が多い傾向が見られた。
チョコレートを高頻度で食べている人の割合についても、ヘビーゲーマー(53.8%)と全くオンラインゲームをしない人(37.4%)では16.5ptの差が。
ヘビーゲーマーのチョコレートを食べる時の心情では「イライラしている時」「緊張している時」に食べる人の割合がオンラインゲームを全くしない人より大きく、「食べると不安や緊張がほぐれる」と感じる人の割合が大きい結果となった。
●文系・インドア派は、チョコレートをよく食べるタイプ?
「文系・理系」「インドア派・アウトドア派」による傾向を調査したところ、チョコレートを高頻度で食べている人の割合が、文系が42.1%、理系が36.2%と文系の方が5.9pt大きく、インドア派が41.8%、アウトドアが37.3%とインドア派の方が4.5pt大きいことがわかった。
■性格
●慎重派はチョコレートが家でのくつろぎに?社交的・ポジティブな人ほど、チョコレートが仕事のお供に
性格による傾向を調査したところ、「考えるのが先」の慎重派は、「行動が先」の行動派より、「1人でくつろいでいるとき」に食べる人の割合が7.6pt大きく、「PCやスマホ、テレビを見ながら」食べている人の割合が4.9pt大きいことがわかった。
ほかにも「社交的・内向的」「ポジティブ・ネガティブ」のそれぞれで調査したところ、仕事の休憩タイムに食べる人の割合が、「社交的(36.5%)内向的(25.5%)」「ポジティブ(33.2%)ネガティブ(25.3%)」と社交的・ポジティブな人の方が大きく、チョコレートで休息をしている様子が伺える。
■仕事の環境
●テレワーク勢は仕事中のマイナス感情のリフレッシュに!オフィス勢はくつろぎの相棒として食べている
仕事の環境による傾向も調査。
食べる時の心情について、テレワーク勢はオフィス勢より「イライラしている時(+3.9pt)」「不安を感じる時(+7.4pt)」「集中したい時(+11.1pt)」「寂しさを感じる時(+9.7pt)」「緊張している時(+6.9pt)」に食べる人の割合が大きいことがわかった。
さらに、幸福度向上に繋がる要素のうち、「食べると不安や緊張がほぐれる(+8.7pt)」「食べることで、不安や嫌なことを考えずにいられる(+12.0pt)」「食べることで、落ち込んだ気持ちが前向きになる(+7.3pt)」といった要素を感じる人の割合が大きいことも判明。
この結果に同社は、チョコレートはテレワーク時のマイナスな感情を上げることに貢献している可能性が伺えるとしている。
なおオフィス勢は、テレワーク勢よりも、「おやつタイム(+4.2pt)」「夕食の直後(+12.5pt)」の時間帯、および「1人でくつろいでいるとき(+6.8pt)」といったシーンで食べる人の割合が大きい結果に。
食べる時の心情について、オフィス勢は、テレワーク勢よりも「癒やされたい時(+7.5pt)」「贅沢したい時(+4.0pt)」に食べる人の割合が大きくなっており、チョコレートがくつろぎのアイテムの一つになっているのかもしれないと同社は考察している。
■幸福度との関係性
●幸福度が高い人はチョコレートをもらったり渡したりしている人が多く、「楽しい気分の時」「贅沢したい時」など幸せな気分の時に食べている
幸福度が全体平均よりも高い人(=チョコレートが高い幸福度に寄与していると考えられる人)がどのようにチョコレートを喫食しているか調査した結果、幸福度が高い人は低い人よりも、1週間に1回以上チョコレートを渡したり(+7.0pt)もらったり(+5.7pt)している人の割合が大きいことが判明。
また喫食シーンにおいては、「夫や妻、パートナーと一緒に」「親子で一緒に」「友人や同僚と一緒に」と、誰かと一緒に食べている人の割合が大きく、喫食時の心情としては、「幸せな気分の時」「楽しい気分の時」「贅沢したい時」に食べている人が大きい結果となった。
【調査概要】
調査名:全国チョコレート事情一斉調査2024
日時:2024年7月1日〜2024年7月3日
調査手法:インターネット調査
調査実施企業:ロッテ
調査対象:チョコレートを月に1回以上喫食する全国10~60代男女2350名(47都道府県各50名ずつ)
※本文中のグラフの構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、必ずしも合計が100%にならないものもある。
<参考>
ロッテちょこっと幸せ研究所調べ『全国チョコレート事情一斉調査2024』