LIXILは、次世代環境配慮型木造店舗「セブン-イレブン福岡ももち店」に、リサイクルアルミ使用比率100%の循環型低炭素アルミ形材「PremiAL R100」(プレミアルアール100)が導入されたと発表した。
LIXILとセブン-イレブン・ジャパンは、2月29日にオープンした「セブン-イレブン三郷上彦名店」での「PremiAL R70」採用を皮切りに、同社が生み出した環境負荷低減につながる建材と、それを活用したセブン-イレブン店舗の建築における環境配慮を通じた、脱炭素社会の実現に貢献してきたという。
また現在、改装店舗などから回収したアルミをリサイクルしてアルミ形材をつくり、新店舗の建設に再利用していく、水平リサイクルも視野に入れた導入を検討。
同店舗は、建物の躯体、内外装に福岡市産木材を主とした国産木材を活用するとともに、省エネ、創エネ、蓄エネの設備を複合的に搭載するなど、環境に配慮した木造店舗。
構造体に炭素を固定できる国産材を使用していることに加え、同店舗のフロントサッシに「PremiAL R100」を採用することで、建てるときのCO2排出量(エンボディドカーボン)の削減に貢献し、建築物の環境価値向上にも寄与することが可能だとしている。
「PremiAL R100」は、第三者検証である「SuMPO EPD(旧:エコリーフ)」(※)を取得。原材料調達・輸送・製造までのCO2排出量が2.9キログラムであることがエコリーフ認証されており、エンボディドカーボンの排出量の数値化を実現しているという。
これは、新地金を100%使用したアルミ形材のCO2排出量と比較すると、約80%の削減ができることを意味するとのことだ。
■「PremiAL R100」採用概要
LIXIL商品名:店舗用アルミサッシ「MLシリーズLタイプ(フロント仕様)」
主な該当部位:フロントサッシ
店舗名:セブン-イレブン福岡ももち店
所在地:福岡県福岡市
(※)一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営する環境情報開示方法の仕組み