ドリームプランニングは、同社が運営する不動産の悩み解決サイトURUHOME(ウルホーム)にて、「働き方改革にともなう残業時間の上限規制」についてアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■働き方改革で定められた残業時間の上限についてどう考えているか
現在、働き方改革の一環として、残業時間に原則45時間/月、360時間/年の上限が定められ、また特別な事情を加味して労使が合意すれば、特例として残業時間を80時間/月、360時間/年まで引き上げられているが、この改革についてどう思うかアンケートを実施。
その結果、1位は「変わらない」で36.9%、次いで2位は「楽になった」17.5%、3位は「残業できず残念」5.8%と続く。
残業時間の上限が出来たところで、特に何も変わらないという意見が最多となっており、主に「会社が規制を守らない=サービス残業を強制されるだけ」という意見と、「元から残業がないorほとんどない」という意見に二分されたという。
また、4位は「特例ができても変わらない」5.6%、5位は「日本経済が弱体化する」4.4%、以降は「もっと働きたい」3.2%、「職場が混乱する」2.6%という結果に。
以下、1位から3位までのコメントを抜粋して紹介する。
■コメント(一部抜粋)
●1位「残業上限ができても変わらない」
・「自分の勤めてる会社はサービス残業が増えた(30代・男性)」
・「会社は残業を極力してほしくないようで、結局サービス残業が増えている。(40代・女性)」
・「元々そこまで残業をしていない(30代・男性)」
・「残業をする機会があまりない仕事なので、残業に関して深く考えたことがないです。(40代・男性)」
●2位「楽になった」コメント(一部抜粋)
・「プライベートの時間を確保できるようになりましたし、肉体的にも精神的にも楽になりました。(40代・男性)」
・「規則がないと、会社や上司はやりたい放題です。残業時間の上限が定められたことは良いと思います。社員の健康や生活を考慮してほしいです。(50代・男性)」
●3位「残業できず残念」コメント(一部抜粋)
・「この改革のせいで稼げなくなりました。残業で稼いでいたので基本給も上がらず参りました。(40代・男性)」
・「残業代で賄ってたから迷惑だったし、そんなことやってるから円の価値が下がると思ってる(40代・女性)」
・「残業をしたいわけではないが、期限が厳しい重要な業務があるときは足枷になってしまう。(20代・男性)」
・「残業時間に規制が出来て業務が滞る事が増えたと思います。(40代・男性)」
【調査概要】
調査対象:「ビジネス分野に興味・関心を持っている方」
有効回答:502名
回答性別:女性252名/男性250名
回答年齢:20代71名/30代156名/40代161名/50代87名/60代25名/70代以上2名
調査主体:ドリームプランニング
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査期間:2024年7月16日~7月22日
<参考>
URUHOME(ウルホーム)『働き方改革にともなう残業時間の上限規制』