LIXILは、「ひろしまスタジアムパーク」内にあるビオトープ(生物群集の生息空間)エリアに、廃プラスチックと廃木材を融合した循環型素材「レビア」を使用した舗装材「レビアペイブ」を納入したことを発表した。

LIXIL、「ひろしまスタジアムパーク」内に循環型素材「レビア」を使用した舗装材「レビアペイブ」を納入

「レビア」は、再資源化が困難だった廃プラスチックに廃木材を融合させた循環型素材。

同社は、多種多様なプラスチックを選別することなく、異なる素材を一括して細かく粉砕、押出成形する技術を確立したことで、複合プラスチックや海洋プラスチックなど再資源化が難しいと考えられてきたほぼすべての廃プラスチックを、原料として有効利用することを実現。

レビア1トンの製造工程で排出されるCO2排出量と、同量のレビアに使われる廃プラスチックや廃木材が焼却処理された場合のCO2排出量を比較すると、82%(1.93トン)のCO2排出量の削減につながるという。

リベアにより、家庭や事業活動から排出される廃プラスチック、建築物の解体などで不要となった廃木材といった廃棄物を資源として有効活用するとともに、廃棄物処理にかかるCO2排出量の削減に寄与するとのことだ。

循環型新素材レビアについて

地球環境の未来に貢献できる「レビアペイブ」は、「ひろしまスタジアムパーク」の目指す”未来志向”に沿う商品として採用。ビオトープエリアの13.4平方メートルに施工され、これにより1,474キログラムのCO2排出量削減に貢献するとしている。

循環型新素材レビアは、舗装材「レビアペイブ」だけでなくさまざまな用途への応用が可能で、同社は今後レビア製品シリーズの拡充を進めるとのことだ。