10月開業の長崎スタジアムシティ、省エネと災害対策に対応した新エネルギーシステムを導入 CGSなどの高効率エネルギー設備を運用開始

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東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下、TGES)、西部ガステクノソリューション(以下、STS)、ジャパネットホールディングス(以下、ジャパネット)は、長崎スタジアムシティにガスコージェネレーションシステム(以下、CGS)等のエネルギー設備を導入し、運用を開始した。

ガスコージェネレーションシステム(停電対応型)

長崎スタジアムシティは、ジャパネットグループのリージョナルクリエーション長崎が開発する、サッカースタジアムを中心とした複合施設。スタジアム「PEACE STADIUM Connected by SoftBank」、アリーナ「HAPPINESS ARENA」、ホテル「STADIUM CITY HOTEL NAGASAKI」、商業施設「STADIUM CITY SOUTH」、オフィス「STADIUM CITY NORTH」などが含まれ、2024年10月14日に開業予定。

長崎スタジアムシティ

新たに導入されたエネルギーシステムは、施設の利用状況や気象条件に応じた最適制御を行い、高効率なエネルギー利用を実現するという。また、停電時にはCGSを自立運転させ、電気と熱の供給を継続することで、災害時のレジリエンス向上を図るとしている。

TGESは、長崎スタジアムシティ内にCGSや熱源設備を設置し、システム設計から施工、メンテナンス、監視、オペレーションまで一括して担当するエネルギーサービス方式を採用している。TGESによる長崎県内でのエネルギーサービス提供は初めてとなる。

そのほか、TGESの独自エネルギーマネジメントシステム「ヘリオネットアドバンス」を活用し、エネルギー需要の予測と最適制御を行うことで、さらなる省エネとCO2削減を実現するとのことだ。

システムフロー図

長崎スタジアムシティは、同システムを導入することで、エネルギー効率の向上による環境負荷の軽減を図るとともに、自然災害発生時には一時避難場所として開放するなど、安心できる施設を目指すとしている。

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