男性の53%が「メンズメイク」に好印象 スキンケアをする男性は58%で大半が中学生までに開始

クロス・マーケティングは、2024年8月、全国15~69歳の男性1,375名を対象に「美容に関する調査(2024年)」を実施し、結果を公表した。

今回は男性編として、メンズメイクへの意識と実施状況、スキンケアの実施状況、脱毛経験と部位、美容整形への意識をピックアップし、分析したとのことだ。

「美容に関する調査(2024年)」を実施

【メンズメイクへの意識と実施状況】

メンズメイクをしている人に対しての印象は、「よい+ややよい」が53%。関心度は21%であり、特に15~19歳は35%と高い。

自身がメイクをすることに対し、抵抗感がある/なしは拮抗、年齢があがるほど抵抗感は強まり、60代では65%に達する。一方、15~29歳は抵抗感がないが6割と高くなっている。

メンズメイクの印象・関心・抵抗感

抵抗感がある理由は「メイクは女性がするもの」「男らしくない」などメンズメイクそのものに否定的なものと「お金ががかかりそう」「時間がかかる」という意見が見られた。

抵抗感がない理由は、「男性でも綺麗な方がよい」「見た目がよくなる」「肌の悩みが隠せる」という声が聞かれた。

抵抗感がある理由・ない理由

メンズメイク実施者は1割と2022年と同様な結果にとどまっているが、20代の「たまにメイクをしている」は16%と目立つ。

メイク実施のきっかけは、「身だしなみとして」が39%、「特にない(なんとなく)」23%、「コンプレックスをカバーするため」19%であり、特に「身だしなみとして」が2年前より6pt増加している。

メンズメイク実施有無・メイク実施のきっかけ

【スキンケアの実施状況】

スキンケアの実施率は58%と、30~40代を中心に各年代で実施されている。

スキンケアをし始めた時期は、15~19歳の「小学生の頃」が8%、「中学生の頃」は47%と半数近く、合わせて55%は中学生までにスキンケアを開始していた。

スキンケアの実施率・スキンケアをし始めた時期

スキンケアを始めたきっかけは、「肌トラブルの改善」が42%と断トツ、特に15~19歳は57%と高く、思春期にニキビができ始める頃からスキンケアを始を始めることが、もはや若年層では当たり前となっていると言える結果に。

スキンケアを始めたきっかけ

【脱毛経験と美容整形への意識】

脱毛経験者は20%であり、20代は30%と高い。脱毛部位は15~39歳をメインとした「ひげ」が多くなっている。

脱毛の実施状況

美容整形への意識は、「コンプレックスをなくすために、美容整形をすることは良いと思う」が38%、「美容整形に関心がある」は13%と2年前と同水準となった。

美容整形への意識

<参考>
クロス・マーケティング『美容に関する調査(2024年)男性編

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