コスモ石油マーケティングは、9月1日より、町田市成瀬クリーンセンターへ再生可能エネルギー100%の電力を供給開始することを発表した。
町田市は、2022年1月24日に2030年度温室効果ガス削減目標を2013年度比で33％、2050年に温室効果ガス排出量実質ゼロを目指す環境先進都市「ゼロカーボンシティまちだ」を宣言している。
また、コスモ石油マーケティングの電力プラン「コスモでんきビジネスグリーン」（※1）を市立小中学校など66もの公共施設で導入しており、今回、同宣言の実現に向けて市民のライフラインである下水処理施設の成瀬クリーンセンターに導入するという。
「コスモでんきビジネスグリーン」とは、コスモエネルギーグループのコスモエコパワーが発電する風力電源など再エネFIT電源に紐づくトラッキング付非化石証書を組み合わせた実質再エネ電力プラン。
今回、成瀬クリーンセンターへの導入により、すでに導入している市立小中学校などを含む町田市内67施設の年間使用電力量約2,700万kWh（※2）が実質再エネ電力になるという。これは町田市の公共施設で使用する電気の約44％に相当し、年間約12,300トンものCO2排出量を削減することができるとのことだ。
同社は今後も、自治体や企業の環境負荷軽減を支援し、脱炭素社会の実現に向け、さまざまな取り組みを継続していくとしている。
（※1）再生可能エネルギー指定の非化石証書等を使用して環境価値を付加することで、実質的にCO2排出量ゼロを実現するサービス。
（※2）2022年度の使用電力量実績