「信号待ちで運転手交替」が交通規則違反と知っている人は3割未満 意外と知られていない交通規則違反が浮き彫りに

ソニー損害保険(以下、ソニー損保)は、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女に対し、「全国カーライフ実態調査」を実施し、結果を公表した。

以下、調査結果を一部抜粋して紹介する。

■交通規則違反だと知っているもの「信号待ちのタイミングで運転手を交代する」26.0%

全回答者1,000名に、交通規則違反に該当する行為を提示し、そのなかで交通規則違反だと知っていたものを聞いたところ、「信号機のない横断歩道を渡ろうとしている歩行者がいても一時停止しない」が61.4%で最多に。

道路交通法第38条により、ドライバーは、横断歩道を横断しようとしている歩行者がいる場合、一時停止して通行を妨げないよう義務付けられており、このことを認知している人が多いことがうかがえる。

次いで多かったのは「むやみにクラクションを鳴らす」58.7%、「緊急車両が接近してきても道を譲らない」58.4%、「6歳未満の幼児を同乗者に抱っこしてもらって運転する」56.2%、「スマホのカーナビアプリを操作しながら運転する」55.6%と続く。

他方、「エンジンをかけっぱなしで車を離れる」、「信号待ちのタイミングで運転手を交代する」はいずれも3割未満にとどまる結果に。

交通規則違反だと知っていたもの

エンジンをかけたまま車を離れる行為は「停止措置義務違反」に該当する。

また、信号待ちの際に交差点や横断歩道の手前で車を降りて運転手を交代する行為は、道路交通法第44条に定められた駐停車禁止場所に停車をするかたちとなり「駐停車違反」に該当するが、これらの違反については知らない人が多いことがわかった。

<参考>
ソニー損害保険株式会社2024年 全国カーライフ実態調査

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