明治大学は、竹中工務店、鹿島建設、栗本鐵工所、コトブキ技研工業、三和石産、成友興業、八洲コンクリート、および吉田建材らが着手した省エネルギー・省CO2・省資源型サーキュラーコンクリートの開発に参画することを発表した。

このサーキュラーコンクリートは、CO2排出量を削減する環境配慮型セメントと、解体コンクリートから製造する再生骨材や戻りコンクリートから取り出す回収骨材(あわせてリサイクル骨材)を使用するコンクリート。

コンクリート体積の7割を占める骨材の回収・再利用技術の開発により、コンクリートのサーキュラーエコノミーに貢献するという。

コンクリート利用サイクル:現状(左)と本開発実用化後(右)の比較

同学の小山明男教授、松沢晃一准教授らは、従来から再生骨材および再生骨材コンクリートの研究、ならびにこれらに関連するJIS(産業規格)の制定・改正に主導的に携わっていることから、今回参画が決まったとしている。

同学は、こうした研究を通じて引き続き社会課題の解決に貢献するとのことだ。