プロロジスは、埼玉県行田市においてBTS型物流施設(特定企業専用物流施設)「プロロジスパーク行田」の開発を決定したことを発表した。
関東全域・東北地方への広域配送拠点として、自動車、食品、飲料など幅広い業種を想定し入居企業を募集するとのことだ。
開発予定地は、国道125号「行田バイパス」に近接し、国道17号線への交通の便も良好な立地。生産工場から東北、関越地方広域への物流拠点に適しているほか、サプライヤーの門前倉庫としての需要も見込んでいるとのことだ。
同施設は、約60,000平方メートルの敷地に開発され、棟数や施設設計は入居企業の要望に合わせて行う予定で、敷地の分割にも対応するという。
敷地内には、保管場所の需要が急増している化粧品やアルコール類などの保管も可能なHAZMAT(危険物倉庫)を併設可能。工業地域の特性を活かし、さまざまな業種・用途の物流需要に対応できるとのことだ。
また、ドックシェルター付きの冷凍冷蔵倉庫や重量物に耐えうる床の仕様、低床バースの採用、天井クレーン設置、庫内空調およびマテハンやロボットなど省人化対応のための施設設計にも対応。外構部分についても、専用待機場や洗車場など入居企業の要望に合わせた設備設置が可能だという。
さらに、防災、BCP(事業継続計画)の一環として、緊急地震速報システムや災害用無線機「ハザードトーク」の導入を計画しているほか、ESG推進・環境負荷低減への取り組みとして、施設屋根面に太陽光発電設備の設置を検討しているとのことだ。
■「プロロジスパーク行田」計画概要
名称:プロロジスパーク行田
開発地:埼玉県行田市若小玉(行田富士見工業団地拡張地区)
計画敷地面積:約60,000平方メートル(約18,000坪)
計画延床面積:最大約120,000平方メートル(約36,000坪)
構造(予定):地上2~4階建
着工予定:2026年春
竣工予定:2027年秋