約7割の看護師が「転職に満足している」と回答転職の最大の理由は「給与や待遇面での不満」

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ビジコネットは、転職のお役立ち情報を発信するメディア「EvoWork」にて、転職経験のある看護師を対象に「看護師の転職事情に関する調査」を実施し、その結果を公表した。

転職を考えた理由を聞いたところ、45％の看護師が現職の「給与や待遇面での不満」、次いで「人間関係への悩み」が31％、「仕事内容に対する不満」が30％という結果に。

他にも「残業が多かったため」「スキルアップしたかったため」などの回答も多くあがった。

看護師は高い専門性が求められる職業であり、肉体的・精神的な負担が大きいことから、長期的な就業を目指すためには、給与や待遇、職場内の人間関係などの満足度が高い職場を選ぶことが重要であると伺える。

職場には本当の退職理由を伝えたか聞いたところ、「はい」が46％、「いいえ」が54％と、職場に本当の退職理由を伝えてない人が過半数を占める結果に。

また、「いいえ」と回答した割合が多いことから、退職時に不満やトラブルを職場に伝えにくい傾向があることが伺える。

転職回数はどのくらいか聞いたところ、1回が24.33％、2回が30.33％、3回が23％、4回以上が22.33％という結果に。

アンケートに回答した、転職経験のある看護師の7割以上が複数回転職を経験していることが明らかに。

看護師の職場環境は非常に多様であり、病院、クリニック、在宅医療、介護施設など様々な選択肢があるため、看護師は様々な要因で転職を繰り返す傾向が強いことが伺える。

転職をする前に悩んだことはあるか聞いたところ、「給与・待遇面が今より低くなる可能性」が54％で最多に。

次いで「希望条件に合う求人がないかもしれない」が50.67％、「仕事がなくなることへの不安やリスク」が27.33％となった。

上位2つの要因が他の理由に比べて顕著に高い割合を示していることから、看護師は経済的な安定性と勤務条件の適合性を重視していることが分かった。

今の転職先に満足しているか聞いたところ、「はい」が66.33％、「いいえ」が33.67％だった。

「はい」と回答した割合が約7割いることから、転職をしたことにより労働環境の改善がおおむね成功していることが伺える。

反対に「いいえ」と回答した看護師も約3割存在し、全員が転職を満足していないことから、複数回の転職につながっていることが分かった。

【調査概要】
調査期間：2024年6月27日～2024年7月10日
調査方法：アイブリッジのセルフ型アンケートツール利用によるアンケート調査で実施
調査対象：転職経験のある看護師を対象に実施
有効回答数：300人

＜参考＞Evo Work（ビジコネット）『看護師の転職事情に関する調査』

約7割の看護師が「転職に満足している」と回答　転職の最大の理由は「給与や待遇面での不満」