主婦層の仕事選び、68.8%が災害が発生した場合を「考慮する」と回答 気にするポイントは職場と家の距離の短さなど

仕事と家庭の両立を希望する主婦・主夫層の実情や本音を探る調査機関「しゅふJOB総研」は、「災害と仕事選びおよび備え」をテーマに、仕事の家庭の両立を希望する主婦・主夫層にアンケート調査を実施し、結果を公表した。

■調査結果

仕事選びの際、災害が発生した場合を「考慮する」と回答した人は68.8%。

仕事選びの際、災害が発生した場合を考慮したか

また、災害を想定した時に仕事選びで気になるポイントは、「家と職場の距離の短さ」が最多で82.9%。次いで「通勤時間の短さ」が66.7%、「休みがとりやすい仕事環境」が51.4%で上位に続く。

災害を想定した時に仕事選びで気になるポイント

また、仕事で外出時の災害を想定して備えていることは、「飲料水や食料の貯蔵」がトップで42.4%。次いで「家族全員が携帯電話などの連絡手段を持っている」が41.4%と僅差で続いた。

仕事で外出時の災害を想定して備えていること

また、同調査で寄せられたフリーコメントを一部抜粋して紹介する。

【フリーコメント(一部)】
・「逃げ方や避難所などを想定している」(50代:フリー/自営業)
・「いざという時に歩いて帰宅できるか、または職場の安全対策や緊急避難用物資の備えがあるを考慮する」(60代:パート/アルバイト)
・「子供のお迎えが可能かを重視しています。今の職場は川の近く職場の方が川より低い位置なため、万が一津波が来た際は不安です。今現在、転職も考えて資格の勉強をしており、自宅と学校のお迎え可能な勤務地を探しています」(40代:正社員)
・「大きな川は越えないと決めた。災害で川が渡れない事態を想定して子どもが小さいうちは遠い職場は諦めた」(40代:パート/アルバイト)
・「3.11を経験してから常に被災した時の行動を考えてはいるが、自力で行動することを考えると自宅から近い職場を選ぶことは第一にしている。だが、なかなか難しいとは思う」(50代:派遣社員)
・「災害意識が低いので、仕事選びについてあまり考えてこなかったが、意識を高めないといけないと思う」(50代:パート/アルバイト)
・「東日本大震災の時は帰宅出来なかった。幸い会社へ泊まれてそのまま夜通し仕事ができたが、子どもがいる今はどうにかして帰宅しなければならない。今は家の近くか在宅が条件で仕事を探している」(40代:フリー/自営業)

<参考>
しゅふJOB総研『災害と仕事選びおよび備えに関するアンケート

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