学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関する情報収集」について調査を実施し、その結果を公表した。
■「ダイバーシティ&インクルージョン」への考え方を知ると「志望度が上がる」の回答が6割超
就職活動において、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」に関する考え方を知ると「志望度が上がる」と回答した学生が24.3%に上った。
「どちらかと言えば志望度が上がる」という回答を合わせると、6割以上の学生が「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する企業の考えを知ると、志望度が上がると回答。
具体的には、「利益追求だけではなく、社会的責任を果たしている企業には好感が持てる」「多様性を大事にする会社は、社員の個性や価値観を尊重する土壌がありそう」といった声が上がった。
■「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みは「働き⽅の制度・柔軟性」に注目
「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する企業の取り組みを知るために注目している点は、「働き方の制度・柔軟性」が51.8%で最多。次いで、「従業員の満足度」が45.3%、「男女比率」が40.2%、「勤続年数」が34.4%と続いた。
具体的には、「長く同じ会社で働きたいと考えているので、働き方の制度に注目している」「従業員の満足度が会社の発展に繋がっていると思う」「男女比率に偏りがあると、多様性を受容している企業とは言えないと思う」「勤続年数の長い人が多い企業は、多様な人材が活躍できる環境が整っているイメージ」といった声が上がった。
■「ダイバーシティ&インクルージョン」の取り組みを知るために「企業ホームページ」を活用
「ダイバーシティ&インクルージョン」に関する企業の取り組みを知るために活用したいものは、「企業ホームページ」が76.8%で最多。次いで「採用ホームページ」が57.2%、「会社案内パンフレット」が34.4%と続いた。
具体的に、「企業ホームページが最も手軽にアクセスできる」「気になった企業の企業ホームページや採用ホームページは必ず見るようにしている」といった声のほか、「なるべく多くの情報ソースを使い、多角的な視点で企業の取り組みを見たい」といった声も上がった。
【調査概要】
調査期間:2024年7月24日~2024年8月6日
調査機関:株式会社学情
調査対象:「あさがくナビ2026(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
有効回答数:276件
調査方法:Web上でのアンケート調査
※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合がある