バイオフィリアは、犬と暮らしている飼い主1527名に対し、愛犬の災害対策に関する全国調査を実施し、結果を公表した。

■調査結果

日頃から愛犬のために災害への備えをしているという飼い主は53.7%という結果に。

また、南海トラフ地震「巨大地震注意」が発令されたことを受けて、災害への備えについてよりいっそう意識するようになった飼い主は94.9%となった。

【左】日頃から愛犬のために災害への備えをしている
【右】南海トラフ地震「巨大地震注意」が発令されたことを受けての防災意識

愛犬のための備えとして最も多いものはフード類、次いでトイレシートやマナーウェアなどの衛生用品、水と続く。

その他の備えとしては、愛犬用の薬の常備、車中泊を想定した車、クレートに入るトレーニング、避難所での共同生活を想定したしつけ、防災訓練や防災イベントへの参加など、様々な備えをしていることがわかった。

愛犬のためにどのような備えをしているか

住んでいる地域の同伴避難所を知らない飼い主は86.4%。

住んでいる地域の同伴避難所を知っているか

また、愛犬と一緒に避難所に入れない場合の想定避難先として最も多かったのは自宅避難で47.7%、次いで車やテントなどで43.2%となっている。

愛犬と離れて避難することを想定している飼い主は全体のわずか0.3%で、ほとんどの飼い主が同伴避難所がない場合でも愛犬と一緒に過ごすことを想定していることがわかった。

愛犬と一緒に避難所に入れない場合の想定避難先

愛犬に関する災害対策での不安や疑問について、最も多く寄せられた意見は避難所に関する問題で、「同伴・同行避難所が近くにない」「避難所での共同生活で吠えたりしないか不安」など。

次いで多かった意見が備蓄に関することで、「何をどれくらい備蓄するべきかわからない」「ペット用の救援物資が届くか不安」といった声が多く寄せられた。

停電時の暑さ対策、持病があったり怪我をした際に治療が受けられるのか、環境の変化による愛犬のストレスなど、飼い主の大半が災害時の対応に不安を抱えていることがわかった。

愛犬に関する災害への備えについて、不安に思うことや疑問に感じること
(自由記述欄中に頻出するキーワード)

<参考>
バイオフィリア(ココグルメ)調べ『愛犬の災害対策に関する全国調査