エリアノは、新潟県佐渡市、佐渡精密と連携し、廃校となった旧・沢根小学校グラウンドにトレーラーハウスを活用した宿泊施設「佐渡風流~nagomi~」を開設したことを発表した。
トレーラーハウスは定員5名で、ファミリー、カップルなどの個人利用のほか、ゼミ合宿といった学生の利用、ワーケーションやオフサイトミーティングなどのビジネス利用等、幅広い利用機会を見込んでいいるという。
室内には、住宅設備(シャワールーム、トイレ、洗面所、キッチン)を設置し、別荘のようにも利用いすることができる。
また、内装は白と天然木を基調としたシンプルな色合いのなか、佐渡金山からインスピレーションを得た金色のアクセントクロスをあしらい、シンプルながら記憶に残る内装に。
各トレーラーハウスには、無人チェックイン・チェックアウトの宿泊DXを採用しつつ、遠隔での防犯カメラによる安全対策も実施。ほかにも、シャワーヘッドやドライヤーは女性人気が高いReFaを採用するなど、女性視点も大切にしているという。
また各棟には、専用のデッキ空間を整備し焚火やBBQを楽しめる環境を用意。
外観デザインについては、佐渡の伝統的な街並みが今も残る宿根木エリアを訪れ、佐渡の黒系の塗装がされた天然木による鎧張りの家屋からインスピレーションを経たデザインが施されているとのことだ。
なお、今回トレーラーハウスが設置された場所は、佐渡市立旧・沢根小学校の跡地。
高台の立地にあるため、令和6年(2024)能登半島地震の際には、沢根小学校跡地に自主避難した住民がいたが閉校していたため十分な受け入れ対応ができず、災害時の拠点整備の必要性の声が上がっていたという。
このような声を受け、同トレーラーハウスを設置することで、災害時の拠点整備として活用することも見据えているとのことだ。
■施設概要
住所:新潟県佐渡市沢根2番地(佐渡市立沢根小学校跡地)
室数:3棟
定員:各棟最大5名
面積:約25平方メートル
アクセス:新潟港から佐渡汽船で両津港に向かい、両津港からバス、あるいはレンタカーを利用。