ソフトバンクグループ各社は、PayPayが「PayPay給与受取」の提供を開始することを受けて、給与のデジタル払いに対応し、2024年9月分の給与からPayPayアカウントへの給与デジタル払いを開始すると発表した。
「PayPay給与受取」に対応する企業は、ソフトバンクグループ、ソフトバンク、LINEヤフー、PayPay、SB C&S、SBアットワーク、SBテクノロジー、SBペイメントサービス、PayPayカード、PayPay証券の10社。これにより、従業員の給与受け取り方法の選択肢を増やし、グループ全体でPayPay経済圏の拡大を推進していく方針とのことだ。
「PayPay給与受取」は、従業員がPayPayアプリ内のミニアプリから申し込むことで利用できる仕組みで、申し込み後、給与受け取りに必要な「給与受取口座」と「PayPayマネーアカウント」がPayPayアカウントに設定されるという。また、ソフトバンクグループ各社は給与デジタル払いに対応するために、必要な労使協定を締結するとしている。
従業員は、給与のうち最大20万円をPayPayアカウントで受け取ることができ、各社のシステムから指定された口座に振り込まれることで、自動的にPayPayマネーとして給与を受け取ることが可能となる。
なお、PayPayは、給与デジタル払いに向けて厚生労働大臣からの指定を受領し、年内に全ユーザーを対象に「PayPay給与受取」を提供開始する予定とのことだ。