フォースタートアップスは、「スタートアップ資金調達金額ランキング(2024年7月)」を発表した。同社が運営する「STARTUP DB」のデータを基にしたもので、SmartHRがシリーズEラウンドで214億円を調達し、首位に立った。
■2024年7月に発表された資金調達の金額ランキング
1位:SmartHR(シリーズEラウンド、214億円)
1位は労務業務を効率化するクラウド人事労務ソフトを提供するSmartHRで、シリーズEラウンドにおいて214億円を調達した。SmartHRは、HRテクノロジー領域におけるリーディングカンパニーであり、労務管理機能を中心に事業を展開している。今回の資金調達により、同社は新たなプロダクト開発や組織の拡大、さらにM&AやAI技術への投資を進め、マルチプロダクト化を目指すという。
2位:newmo(シリーズA 1stクローズ、100億円)
2位はライドシェアサービスを運営するnewmoで、シリーズA 1stクローズで100億円を調達した。newmoは、サステナブルな地域交通の実現を目指しており、今回の資金を活用して全国展開やタクシー車両数の拡大、ドライバー数の増加を図る予定とのことだ。
3位:ログラス(シリーズBラウンド、70億円)
3位は経営管理クラウド「Loglass 経営管理」を提供するログラスで、シリーズBラウンドで70億円を調達した。ログラスは、企業の経営データを効率的に管理・分析するシステムを提供している。今回の調達により、経営管理領域を超えて複数の計画領域に進出する「xP&A戦略」を展開し、AIを活用した「AI ERP構想」を実現する予定。
4位:THINKR(50億円)
4位はバーチャル×音楽を軸に次世代エンターテインメントを創造するTHINKRで、50億円を調達した。THINKRは、バーチャルエンターテインメントの領域で成長を遂げており、今回の資金調達により既存事業の拡大と新たな才能育成プロジェクトの立ち上げを予定しているとのことだ。
【調査概要】
調査期間:2024年7月1日~7月31日
調査機関:フォースタートアップス
調査対象:「STARTUP DB」が取得した登記簿謄本、プレスリリース、ニュース情報に記載されている情報
有効回答数(サンプル数):24,000社
調査方法(集計方法、算出方法):期間内のデータを集計
<参考>
フォースタートアップス『スタートアップ資金調達金額ランキング』