三谷産業、正規雇用経験があるキャリア採用者に対し過去の就業年数を考慮した年次有給休暇日数を付与

三谷産業

三谷産業は、キャリア採用者が正規雇用としての就業経験を持って同社に入社した場合、過去の就業年数を考慮した年次有給休暇日数の付与を受けられるルールを、7月1日に適用したことを発表した。

同ルールは、中途社員に英気を養うための余暇を保証し、より安心して働けることを目的としているという。また、離職率の低下や採用活動における優位性確保といった副次的効果も期待しているとのことだ。

同社は、独自の「非財務的経営目標(Company Well-being Index)」を掲げており、その中で社員の心身の健康を守る職場環境であるかを把握するために「年10日以上(法令で定める取得義務日数の2倍以上の日数)の有給休暇取得者率」という指標を設定し、目標を定めているという。

この新たなルールが社員の有給休暇取得を促進し、結果としてワークライフバランスの向上や生産性の向上、社員満足度の向上に資すると判断し、今般の導入を決定したとしている。

■年次有給休暇付与に関する新ルール概要

新ルール制定日:4月1日

新ルール適用日:7月1日

対象者:三谷産業に入社するキャリア採用者

内容:キャリア採用者本人が以下のいずれかを選択可能
(1)前職までの就業年数を通算して、年次有給休暇を追加で付与
(2)従来通りの算定ルールで付与
なお、(1)を選択した採用者は、年間10日以上の年次有給休暇を取得するよう努めることとする。

条件
・複数の企業での就業経験がある場合、通算年数のカウントに含める
・正規の雇用契約以外(アルバイト等)、資格取得のための学習や留学の期間は算定対象外
・毎年10月1日以降に入社した社員が追加付与を希望する場合は、入社2年目以降の付与日数において、過去の就業年数を通算

過年度入社者への対応
過去7年まで遡り適用することとし、追加付与を希望した社員に対して今年度の年次有給休暇に付与済み

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