Googleは、Geminiのアップデートを発表した。
ユーザーがGeminiを使って生産性や創造性を高めている様子から学んだことを基に、今回のアップデートでは以下の点が改善されたという。
Gemini 1.5 Flashの導入
まず、Gemini 1.5 Flashの導入により、ユーザーはより迅速で役立つ回答を得られるように。品質とレイテンシーが改善され、特に推論と画像理解の性能が向上。また、コンテキストウィンドウが4倍に拡大され、より長い会話や複雑な質問にも対応できるようになったという。
さらに、Google Driveやデバイスから直接ファイルをアップロードする機能も今後追加される予定であるとしている。これにより、経済学の学習ガイドをアップロードしたり、Geminiに練習問題の作成を依頼したりすることで、学習がより充実するとのことだ。
将来的には、Geminiがデータファイルを分析し、インサイトを発見したり、チャートやグラフィックで視覚化したりすることも可能となる。
Gemini 1.5 Flashは、40言語、230以上の国と地域で利用可能。また、Geminiモバイルアプリも多くの国で展開される予定。
Geminiの回答内の関連コンテンツ
多くのユーザーがGeminiをリサーチパートナーとして利用し、新しいトピックを探求している。これに応えるため、事実確認を目的とした質問に対して、関連コンテンツへのリンクを表示するように。
これにより、ハルシネーションを減らし、詳しい情報を得るためのウェブサイトを簡単に探索できる。Geminiのダブルチェック機能は、Google検索を使用して回答の信頼性を確認し、矛盾がある場合はユーザーに通知を行う。
10代のユーザーにGeminiのアクセスを拡大
今後、40を超える言語で、13歳以上のユーザーがGeminiを利用できるようになるという。
Googleは、若者が安全にGeminiを利用できるよう、追加のポリシーと安全対策を導入し、AIリテラシーガイドを提供。さらに、子供の安全と発達に関する専門家と協力し、若者やその家族が持つニーズに応えるとしている。
責任ある開発
Googleは、責任とユーザーの安全を最優先に、Geminiの開発を進めている。設計方法や回答方法についての詳細なガイドラインを公開し、透明性と責任を持って技術を開発する取り組みを継続していくとのことだ。
これらのアップデートは、Geminiとのチャットで利用可能であるという。