Luup、西武・東急と資本業務提携 沿線の利便性向上と移動活性化による暮らしやすいまちづくりを推進

Luupは、西武ホールディングスの連結子会社であるブルーインキュベーションおよび東急と、次世代の移動インフラを構築し、沿線価値をさらに高めるまちづくりを推進することを目的に資本業務提携契約を締結したと発表した。

Luup、西武・東急と資本業務提携

西武グループと東急は、日本を代表する交通インフラ事業者として、それぞれが鉄道沿線の利便性向上、移動活性化による暮らしやすいまちづくりを推進している。

今回、多くの人々が利用する「鉄道」という移動インフラを、電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリングサービス「LUUP」が、短距離で小回りの効く移動手段として補完することで、沿線価値を向上させることを目指し、同提携に至ったとのことだ。

東急とLuupは、Luupが東急アクセラレートプログラムに参画し、東急線沿線における移動利便性向上の協業を進めてきた。既に、20カ所以上に導入され、近隣住民の人々に日々の移動で利用されているという。

また、鉄道横断型社会実装コンソーシアム「JTOS」の実証実験の一環として、西武グループとは埼玉県秩父市にて、東急とは大分県別府市にて、「LUUPの実証導入を実施しており、外国人を含む観光客の利便性向上に向けて取り組んでいるとのことだ。

西武グループと東急は、今後も関連施設に「LUUP」のポート設置を推進することに留まらず、Luupとの事業連携を加速させることで、駅前のみならず、沿線全体の賑わいを創出していくとしている。

■西武グループとLuup:資本業務提携の詳細

1.さらに便利で自由な移動を企図し、西武線沿線やグループの施設におけるLUUPポートの設置拡大を行う。
2.「LUUP for Community」(自治体・企業・団体などの地域コミュニティによるLUUPの運営が可能なサービス)を西武グループ関連エリアへ導入し、地域住民や観光客の移動手段の確保やまちの活性化に貢献する。また、LUUPの新しいモビリティも積極的に導入する。
3.両社連携により、さまざまな形で便利なサービスを創造し、地域コミュニティのオーナーが、魅力的でサステナブルに運営できるモデル開発も推進する。

■東急とLuup:資本業務提携の詳細

1.両社の交通データの分析を通じて東急線沿線におけるポート設置戦略等を連携して策定し、東急線沿線や東急グループ施設周辺など交通結節点となる場所へLUUPポートを設置し、利便性向上を図る。
2.両社のリソースを有効活用し、LUUPのオペレーションなど、事業の相互的な効率化を推進する。
3.東急線沿線のLUUPポートを多機能化し(例:防災拠点としての機能搭載など)、沿線価値を高めるまちづくりを目指す。

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