レジ業務などでの「座って接客」、試験導入した企業の従業員約7割が「今後も座って働きたい」と回答 客側も賛成派が多数

マイナビが運営する「マイナビバイト」は、アルバイト中の“立ちっぱなし”問題の解決を目指す「座ってイイッスPROJECT」を開始し、「マイナビバイトチェア」試験導入店舗で働く従業員に行ったアンケート結果と、特設サイトに寄せられた職場と労働環境に関する意見をあわせて発表した。

「座ってイイッスPROJECT」試験導入のアンケート結果を発表

■試験導入で、7割以上の従業員が「今後も座って働きたい」と回答。一方、環境改善などの課題も

マイナビバイトは、2024年3月より同プロジェクトを開始し、今回「マイナビバイトチェア」の試験導入店舗で働く従業員85名を対象に「座って働くこと」への心理的・身体的効果に関するアンケートを実施。

アンケートでは、7割以上が「今後も座って働きたい」と回答したほか、座って働いてみた感想として「足や腰の負担が減った」「気分的にも楽になる」など身体的・心理的負担の軽減につながったという声があがったという。

また、「落ち着いてお客様を見ることができた」など接客サービスの向上にもつながったという声、さらには「従業員に対して気遣える会社と思えた」「お客様からも『いいね』と言っていただいた」などの声も寄せられたとのことだ。

【左】座って接客の様子【右】今後も座って働きたいと思うか

一方で、「お客様の視線が気になる」「忙しい時は邪魔になる時がある」といった新たな課題も明らかになったとしている。

■特設サイトで行った一般対象のアンケートでも9割以上が「座って働きたい」と回答

プロジェクト特設サイトの意見ボックスから寄せられた意見でも、9割以上が「座って働きたい」と回答。

具体的には、「自身が従業員として立ちっぱなし問題に直面した経験から客の立場であっても座って接客されることに抵抗はない」「座っていることによって気持ちの余裕が出て素敵な接客をしてもらえたら嬉しい」など、従業員が椅子に座って働くことに対して肯定的な意見が集まった。

自身が座って働くことについてどう思うか

また、小売業のレジ以外にも、ホテルのフロント・工場での製造ライン・厨房など、幅広い場面で「マイナビバイトチェア」を導入できるのでは、という声も。

一方で、「座る事を許可すれば足を組む人がでてくるのでは」、「座り姿勢や接客態度が重要になってくると思うので研修・教育はしっかりすべき」といった意見も見られたという。

従業員が座って働いていたらどう思うか

また、同社は、アルバイト中の“立ちっぱなし”問題以外にも働きやすい労働環境の実現を目指し、「バイトをちょっと楽しくするアイデア」を募集する「座ってイイッス」キャンペーンを8月18日まで実施しているとのことだ。

■「バイトをちょっと楽しくするアイデア」を募集する「座ってイイッス」キャンペーン

【概要】
従業員・雇用主双方にとっての快適なアルバイト環境を整備していく取り組みとして、同プロジェクトに続く「バイトをちょっと楽しくするアイデア」をX(旧Twitter)で募集する「座ってイイッス」キャンペーンを実施。応募者の中から合計103名にAmazonギフトカードが当たる。
【応募期間】
2024年7月19日~8月18日23:59まで
【応募方法】
1.フォロー&リポスト
2.「バイトをちょっと楽しくするアイデア」の投稿(Xアカウント:@mynavibaito)
【賞品】
・Amazonギフトカード(1,000円分×100名)
・Amazonギフトカード(10万円分×3名)

<参考>
マイナビバイト『「座ってイイッスPROJECT」に関するアンケート結果

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