皮膚科学に特化する製薬会社であるマルホは、7月10日の「巻き爪を知る!治す!予防する!日」に合わせて、巻き爪を主とした足に悩みをもつ人を対象に巻き爪・巻き爪治療に関する調査を実施し、その結果を公表した。
調査では、約3人に1人が自分の足に合っていない靴を選んでいたことが明らかになったほか、誤った爪の切り方をしていた人は95.0%にのぼることが分かった。また、巻き爪に悩んでいるにも関わらず、病院での治療を選択しなかった人は半数以上にものぼることが明らかになった。
マルホは、巻き爪患者の病院受診を促す啓発プロジェクト「巻き爪をガマンしないで!PROJECT」を通して巻き爪の正しい治療方法を啓発し、一人でも多くの人の足が健やかな状態になることを目指しているとのことだ。
「巻き爪治療」に関する調査
■巻き爪に悩む人のうち、医療機関を受診しなかった人は59.0%
巻き爪に悩む人のうち、医療機関を受診しなかった人は59.0%という結果に。「どの病院・医院に行けばよいか分からなかった」「自分で治療できると思っていた」といった声が多く挙げられており、正しい病院選びや治療に関する知識が認知されていないことが明らかとなった。
■巻き爪の矯正治療を知った後に「矯正治療をしてみたい」と意識が変わった人は68.0%
足に違和感を持つ/巻き爪に悩む人に対して、巻き爪の治療法を伝えた上で、今後巻き爪の矯正治療をやってみたいと思うか聞いたところ、68.0%が「治療を実施したい」と回答。巻き爪の治療方法を知る前・知った後では、矯正治療に対する意識の変化が見られた。
■約3割が1万円以上をかけても「矯正治療を実施したい」と回答。2カ月以内の治療を希望する人は46.0%
巻き爪の治療にかけられる金額・期間について質問したところ、金額は「1万円以上かかっても治したい」と回答した人が全体の約3割を占めた。また、治療に費やせる期間は「2カ月以内」を選択した人が約46.0%となり、早期の治療完結を望む人が多いことが明らかとなった。
「爪の切り方」に関する調査
■足の違和感や巻き爪に悩む人のうち、95.0%が間違った爪の切り方をしている
足に違和感を持つ/巻き爪に悩む人が参加する「足ケア講座(※)調査概要参照」での手上げアンケートでは、参加者40人中38名(95.0%)が「正しい爪の切り方を実践出来ていない」と回答。
正しい爪の切り方は、足の爪の長さは指先と同じくらいに揃え、全体的な形は角に少し丸みのある四角形に整える(スクエアオフカット)が理想的だという。爪を正しくカットできていないと、巻き爪が悪化したり、陥入爪となって痛みや炎症を引き起こしたりすることもあるとのことだ。
「靴の選び方」に関する調査
■足の違和感や巻き爪に悩む人の約3人に1人が“足に合っていない靴”を履いていたことが明らかに
シューフィッターによって足に合った靴の選び方をレクチャーしたところ、巻き爪に悩む人のうち、37.2%以上が自分に合っていない靴を選んでいたことが明らかに。
巻き爪などの爪のトラブルを防ぐためには、靴のつま先部分(トゥボックス)の幅や高さにある程度の余裕があり、足の指先が圧迫されないものを選ぶことが大切だとしている。
【調査概要】
調査名称:巻き爪・巻き爪治療に関する調査
調査日:2024年5月31日
調査方法:アンケート回収
調査対象:ハルメク×マルホ 巻き爪フェアアンケート回答者78名
条件:巻き爪を主とした足に悩みをもつ人
※ 調査④爪の切り方:会場内「足ケア講座」の参加者40名
<参考>
マルホ『巻き爪・巻き爪治療に関する調査』